くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

田中啓文『信長島の惨劇』

あらすじ
本能寺の変織田信長明智光秀に討たれてから十数日後。死んだはずの信長を名乗る何者かの招待により、羽柴秀吉柴田勝家高山右近、そして徳川家康という四人の武将は、三河湾に浮かぶ小島を訪れる。それぞれ信長の死に対して密かに負い目を感じていた四人は、謎めいた童歌に沿って、一人また一人と殺されていく―。アガサ・クリスティーそして誰もいなくなった』にオマージュを捧げた本格時代ミステリの傑作。

亮人::どぅおもー!漫才風読書感想でーす!
使い魔・ゲンキ君::今回は田中啓文『信長島の惨劇』だガル!
亮人::いや~、面白かったな!メチャクチャな歴史ミステリや!大傑作!!
ゲンキ君::本能寺から数日後、死んだはずの信長から招待状が来るガル。そして孤島に集まった羽柴秀吉徳川家康柴田勝家高山右近ら。しかしその武将たちが童歌になぞらえて順番に殺されていくガル!?
亮人::『そして誰もいなくなった』オマージュやな。
ゲンキ君::史実では生きているはずの武将も死んで、そして誰もいなくなるんだからビックリな展開ガル!
亮人::それでも最後には見事に史実に合流するというアクロバットっぷり!すごいわ!しかもあの有名俗説にまで綺麗に繋がるんやから!メチャクチャや!
ゲンキ君::一番の大ネタには思わず「そんなバカな」と声が出たけど、最後には辻褄が合うんだから恐ろしいガルね!
亮人::ほんま面白いこと考えよるなー!さすが田中啓文先生や!!
ゲンキ君::今年のベストに入る読書だガルな!
亮人::ここで謎かけを!
ゲンキ君::また突然の。
亮人::「織田信長」とかけて!
ゲンキ君::信長とかけて?
亮人::「自分の祖父母の息子のうち自分の親以外の人たち」ととく!
ゲンキ君::そのこころは??
亮人::どちらも「ほんのおじ(本能寺/ほんの叔父)」でしょうwwおあとがよろしいようで!!
ゲンキ君::またショーモナイことをガル。
亮人::「こらー!!誰やー!!本能寺に火つけたのはー!!出てこんかーい!!」
ゲンキ君::おいでやす織田!?
亮人::すいません、取り乱しました。お詫びに、全財産を開発途上国の経済や社会の発展のために援助します!!
ゲンキ君::それはオダじゃなくて、ODA(政府開発援助)じゃないか~い!?
亮人::「事件は会議室で起きてるんじゃない、本能寺で起きてるんだ!!」「信長島、封鎖できませ~ん!!」♪ララララブ猿バディトゥナイ!アンドアイウィルねがねがねがねがねがねがねが寝返る!アイワナラブ猿バディトゥナイ!あの日みた金柑の頭を今も覚えているから~♪
ゲンキ君::ってまた織田ちがい!?
亮人::あの曲のとき、織田の横で誰か一緒に歌ってたよな?まさか、森蘭丸!?
ゲンキ君::ってそんなわけあるか~い!もうやめさせてもらうわん!ガルガル!!!
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