くじら座タウ星府立大学SF研究会

主に読書(SF中心)について書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。

亮人の平成100短編

平成が終わるということで「オレの平成100冊」に続いて「平成100短編」も選定してみた!まぁアラサーなので平成30年間でほぼオレの全読書歴なんだけど!短編が今まで苦手で開眼したのは最近なんで、選定は難航したけど、全部オススメできる自信作だぜ!

平成はもちろんSFを中心に読んできたので、SFがメイン。一応、海外50国内50の配分にしてみたけど、果たしてこの比率で良かったのか?
収録されている本も併記したけど、記憶があいまいなものもあるのでご容赦を。
今まで、短編って苦手だったんだのは、読みはじめにエネルギー使うってのがあったの。新しい話に進むごとにエネルギーを使ってた。でも最近は新しい世界に進むことに慣れてきてガンガン短編を読むようになった。短編もいい読書体験だぞー!!
ということで平成ありがとう!次の時代・令和もガンガン読んでいくぜー!!

亮人の平成100冊

平成が終わるということで「オレの平成100冊」を選定してみた!まぁアラサーなので平成30年間でほぼオレの全読書歴なんだけど!平成に読んだ全ての本の中から100冊!なかなか難航したけど、全部オススメできる自信作よ!

もちろんのこと、SFで6割以上を占めてます。ほぼSFを読んできた平成だったからね!次に読んできたのがミステリか。これは初期に米澤穂信先生に出会って、そこから派生していった感じかな。ラノベはまあテキトーに気になったのを手に取った感じ。ジャンルにガンダムってのも入ってるけど、ご愛敬w 一般小説は、森見登美彦を中心に、文学作品もちょこちょこ読んできた。児童書は子供のころに読んだ作品。
そして次の企画。この「平成の100冊」を大胆にも不遜にもベスト100ランキングにしてみた!?とりあえず1位から100位まで、カウントダウン!!

  1. 久米康之『猫の尻尾も借りてきて』
  2. 米澤穂信クドリャフカの順番
  3. 光瀬龍『征東都督府』
  4. ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』
  5. 梶尾真治つばき、時跳び
  6. 高畑京一郎タイム・リープ あしたはきのう』
  7. 眉村卓『消滅の光輪』
  8. グレッグ・イーガンディアスポラ
  9. 野尻抱介『南極点のピアピア動画』
  10. 広瀬正『マイナス・ゼロ』
  11. ポール・アンダースン『天翔ける十字軍』
  12. 森見登美彦夜は短し歩けよ乙女
  13. ロバート・A・ハインライン『宇宙(そら)に旅立つ時』
  14. フレドリック・ブラウン『天の光はすべて星』
  15. 円居挽《ルヴォワール》四部作
  16. 米澤穂信夏期限定トロピカルパフェ事件
  17. 機本伸司『神様のパズル』
  18. ジョー・ウォルトン『図書室の魔法』
  19. 豊田有恒『退魔戦記』
  20. グレッグ・イーガン『しあわせの理由』
  21. 神林長平『膚の下』
  22. 『改変歴史SFアンソロジー
  23. 麻耶雄嵩『翼ある闇 メルカトル最後の事件』
  24. ロバート・J・ソウヤー『スタープレックス』
  25. 三田村信行『ぼくが恐竜だったころ』
  26. 筒井康隆『私説博物誌』
  27. チャイナ・ミエヴィル『都市と都市』
  28. フィリップ・ホセ・ファーマー『恋人たち』
  29. 広瀬正『エロス』
  30. 森見登美彦『恋文の技術』
  31. スティーヴン・バクスター『時間的無限大』
  32. 堀晃『梅田地下オデッセイ』
  33. ジョー・ウォルトンファージング》三部作
  34. 瀧羽麻子『晴れのち、ブーケ』
  35. 武者小路実篤『友情』
  36. バリントン・J・ベイリー『カエアンの聖衣』
  37. 野尻抱介クレギオン
  38. ロバート・A・ハインライン『ダブル・スター』
  39. ラリイ・ニーヴン『無常の月』
  40. 豊田有恒『モンゴルの残光』
  41. フィリップ・ホセ・ファーマー『奇妙な関係』
  42. 泉和良『エレGY』
  43. 荒巻義雄『柔らかい時計』
  44. 連城三紀彦『戻り川心中』
  45. 泡坂妻夫『しあわせの書』
  46. 石川英輔ポンコツタイムマシン騒動記』
  47. エドモンド・ハミルトン『時のロストワールド
  48. アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』
  49. ハリイ・ハリスンテクニカラー・タイムマシン』
  50. グラント・キャリン『サターン・デッドヒート』
  51. 古橋秀之ある日、爆弾がおちてきて
  52. 神林長平戦闘妖精・雪風
  53. 『タイムトラベラー 時間SFコレクション』
  54. 『アザー・エデン』
  55. イアン・ワトスン《黒き流れ》三部作
  56. 谷川流涼宮ハルヒの憂鬱
  57. アンディ・ウィアー『火星の人』
  58. 殊能将之ハサミ男
  59. 賀東招二フルメタル・パニック
  60. フェリクス・J・パルマ『時の地図』
  61. ハリイ・ハリスン『大西洋横断トンネル、万歳!』
  62. たかしよいち《おはなしなぞとき恐竜の世界》
  63. 野沢尚龍時
  64. 菊地秀行『妖神グルメ』
  65. 高橋克彦『竜の柩』
  66. 横田順彌『火星人類の逆襲』
  67. 川又千秋『火星人先史』
  68. 野田昌宏『レモン月夜の宇宙船』
  69. 小林泰三『天体の回転について』
  70. マイクル・ムアコック『この人を見よ』
  71. 有栖川有栖『46番目の密室』
  72. 天樹征丸『電脳山荘殺人事件』
  73. アイザック・アシモフ『聖者の行進』
  74. 森下一仁『コスモスホテル』
  75. エラリイ・クイーン『Yの悲劇』
  76. スタニスワフ・レム『泰平ヨンの未来学会議』
  77. 法月綸太郎『密閉教室』
  78. カミ『ルーフォック・オルメスの冒険』
  79. 恩田陸夜のピクニック
  80. 鯨統一郎邪馬台国はどこですか?
  81. クリフォード・D・シマック《シマックの世界》
  82. 田中啓文『イルカは笑う』
  83. 大河内一楼機動戦艦ナデシコ ルリAからBの物語』
  84. 林譲治機動戦士ガンダム コロニーの落ちた地で』
  85. スコット・ウエスターフェルド《リヴァイアサン》三部作
  86. 野崎まど『独創短編シリーズ 野崎まど劇場』
  87. ジョン・ディクスン・カー『火刑法廷』
  88. 機動戦士ガンダムΖΖ エルピー計画』
  89. 横溝正史『本陣殺人事件』
  90. ジェーン・オースティン高慢と偏見
  91. アガサ・クリスティーアクロイド殺し
  92. 奥泉光『鳥類学者のファンタジア』
  93. エリザベス・ムーン『くらやみの速さはどれくらい』
  94. 有川浩レインツリーの国
  95. 太宰治パンドラの匣
  96. 今野敏ティターンズの旗のもとに
  97. 針谷卓史『花散里』
  98. 高田郁『銀二貫』
  99. 今日泊亜蘭海王星市から来た男』
  100. 新城カズマ『サマー/タイム/トラベラー』

これもかなり難航したけど、暫定的に決めた!そもそも、たとえば太宰とイーガンがどちらが上とか決められるモンじゃないしね!?あくまでオレの個人的な好きの度合いということで。ナンバーワンの久米康之『猫の尻尾も借りてきて』は、傑作タイムトラベル小説というだけでなく、久米先生ご本人から本をいただいて仲良くさせていただいたという思い出もあって外せなかったんだよなー。断トツのナンバーワン!
話は変わるけど、ここで悲報。平成に読んだ全読書冊数より平成に積んだ全積読数の方が多いという悲劇ww計算してみたら、全読了の1.5倍の量を積読している模様ww次の時代への宿題だな。
それでは平成ありがとう!次の時代・令和もガンガン読んでいくぜー!!

オフで奏鳴曲

羽倉崎のブックオフにて。

釣果2冊!麻耶雄嵩
『夏と冬の奏鳴曲』は、ノベルス版。オレは文庫派なんだけど、フォロワーさんがノベルス版の方が手に入りやすいよと前に教えてくれたので、ノベルス棚に行ったらあった!シリーズの第2巻、これで続き読める〜!まぁ図書館には蔵書されてるので、いつでも読めるっちゃ読めるんだけど、やっぱり返却期限を気にせず読みたいじゃん?ってかこの本、文庫版は思いっきりプレミア価格なのね。。。密林中古で一時期1000円超えしとったし。えぐい。
そして『螢』もあったから、ついでにゲッターロボ!こっちはノンシリーズの単発長編。こちらも面白そうなので楽しみだ!!

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火浦功『死に急ぐ奴らの街』

あらすじ
人類が辿り着いた最後の街・世紀末都市。だがそこは文明の廃棄場だった。鳴りしきるサイレン、崩れた裏通りを彷徨う男達、殺し屋、刑事、バーテン、タクシー・ドライバー……。悪魔の薬P2で幻覚を起こした患者が、凶悪犯罪を重ねた。刑事達は街の闇を縫って、P2密売の大物らを追跡したが、目指す相手は次々に死体となって転がっていく。黒幕は?P2蔓延の狙いは?著者初の本格ハードボイルド。

(感想鋭意制作中)
★★★★★

高屋奈月『フルーツバスケット(6)』

フルーツバスケット (6) (花とゆめCOMICS)

フルーツバスケット (6) (花とゆめCOMICS)

今回は6巻まで借りてるので、病院の待合いで読んだ!
憂鬱な雨。憂鬱な夾。そして夾のことが好きな楽羅が飛び込んでくる。追いかけられる恋というのも良いモノなんだけど、夾は分かってないなーw
そして夾の師匠・籍真の登場。師匠が心を鬼にして夾の真の姿を透の前で発露させる。醜い姿。これは夾が歪んでしまったのも分かるな。悲しい。しかしそれを受け入れる透。醜いを怖くないというんじゃなく、怖くてもいいんだという受け入れの気持ち。女神のような心だね。
由希の兄・綾女の店へ。服屋というかコスプレショップ?店員の美音が気を利かせて、由希と綾女の兄弟で会話する時間を作る。美音もイイ人だなー!そして兄弟も反発だけじゃなくなった。みんなイイ人だ。みんな幸せになってほしい。
ということで、借りてるのはココまで。続きはおあずけ。アニメが追い付かないかが心配だw

高屋奈月『フルーツバスケット(5)』

フルーツバスケット (5) (花とゆめCOMICS)

フルーツバスケット (5) (花とゆめCOMICS)

アニメもはじまったことだし、続きを読んでます。
GWで別荘に行く話。透&由希&夾の気分転換、と見せかけて紫呉がはとりを気遣っての企画。はとりがムリヤリ別れさせられた女性が結婚したから。記憶を消して他の人と結婚したとか悲しすぎるね。自分は覚えてるだけに。
寅の杞紗ちゃんの話。中学でいじめに遭って、失語症に。でも透の親身な寄り添いで心を開いて良かった!そして由希の言葉。自分を好きになるのも大事だけど、人から好きになられることによって自分を好きになれるってこともあるんだよなー。納得。
親友の電波、花島咲の話。電波ちゃん、電波だけど良い子!由希の親衛隊に目を付けられる透。そしてその周囲の電波ちゃんも狙われる。でも軽く撃退w 透は本当にいい友達を持ってるよね!
追試と風邪の話。透の追試。そして地味に電波ちゃんも追試になってるのは草。電波ちゃん、賢そうな顔なのにおバカなのか?そして透の風邪。夾がお粥を作ってくれたり、優しい言葉をかけてくれたり。夾も本当はいい子なんだよなぁ!

オフで店

熊取町ブックオフにて。
有栖川有栖怪しい店 (角川文庫)
なんとなくブックオフ行ってきた!『怪しい店』!《作家アリスと火村英生》のシリーズ。シリーズで文庫化されてる中で一番新しい本がたまたまあったのでゲッターロボ
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高屋奈月『フルーツバスケット(4)』

フルーツバスケット (4) (花とゆめCOMICS)

フルーツバスケット (4) (花とゆめCOMICS)

2年になって紅葉と潑春が入学してくる。賑やかになっていいね!ってか紅葉は男の子なのにセーラー服なのか笑!?そして当主・慊人も学校に。このプレッシャーはなんだ?由希が恐れる過去に何があったんだ?
由希の兄・綾女の登場。巳年だから、白蛇に変身とか。縁起はよさそうだけど、すぐ冬眠してしまうとかポンコツじゃん笑!由希が兄とギクシャクしてるのも分かるね。性格的にも。
紅葉君の親の話。母親が、動物に変身する子を産んてしまったと認められずに精神を壊すとか、つらい。そして記憶を消しているとか、さらにつらい。
透の母親の墓参り。母親がいないのは悲しいけど、周囲のいい仲間に囲まれて透は幸せだな!いいな!このまま良い関係は続くのか?
続きも借りてるので巣、すぐ読みます!

堀晃『恐怖省』

恐怖省 (集英社文庫)

恐怖省 (集英社文庫)

あらすじ
雲海におおわれた異星の空の下、原因不明のまま失踪した基地隊員の秘密を探る遺跡調査員。彼が見た地底深く築かれた大文明の謎とその末路を描く「蜜の底」。ほかに地球再開発計画の「尖兵」として働く情報サイボーグが、情報省内の異常に感づいたとき、凄惨なサイボーグ狩りが始まる表題作など、第一回SF大賞受賞作家の待望久しい本格SF小説集。

亮人::どぅおもー!漫才風読書感想でーす!
使い魔・ゲンキ君::今回は、堀晃の第三短編集『恐怖省』だガル!
亮人::第一&第二短編集『太陽風交点』『梅田地下オデッセイ』は既読やから、これで初期作品群はほぼ読めたな!
ゲンキ君::本書も第一&第二短編集と同様に、《トリニティ》と《情報サイボーグ》の代表的両シリーズとノンシリーズ短編が雑多に収録されているガルね。
亮人::のちに、《トリニティ》シリーズは創元SF文庫の『遺跡の声』に、《情報サイボーグ》シリーズはハルキ文庫の『地球環』に、それぞれ一冊にまとめられて読めるよな!
ゲンキ君::「読めるよな」って、『遺跡の声』は今でも手に入るけど、『地球環』は入手困難レア本の状態ガルよ?
亮人::ガクッ。誰か復刊して~!!
ゲンキ君::期待しないで待つしかないガル。
亮人::シャーナイから1編目に行こうか。

  • 「蜜の底」

ゲンキ君::《トリニティ》シリーズの1編ガル!
亮人::まず《トリニティ》シリーズの説明からしてちょ!
ゲンキ君::遺跡調査員と結晶生命トリニティのコンビの話ガルな。銀河系の辺境の星々にある、すでに滅んでしまった知的生命の遺跡を調査していくというのが主なストーリー展開だガルね。
亮人::本短編の舞台は、雨の惑星。駐在調査員からの連絡が途絶えて1ヶ月弱も音信不通ということで、トリニティたちが様子を見に行くことになったんやな。
ゲンキ君::誰もいない調査員の基地にたどり着くと、地下に続く穴が掘られてて、なにやら地下遺跡のようなものに繋がってるガル。しかもそこからはフェロモンのような甘い空気が。その甘いフェロモンにやられて、正常な思考がだんだんできなくなっていって。。。果たして遺跡の奥には何が??
亮人::暗くてヌラヌラした不気味な雰囲気で、外の雨に打たれて全部洗い流したくなるわー。
ゲンキ君::本当に甘い「蜜の底」の罠から這い出してきたら雨で体を洗いたいガルな。
亮人::物憂げな6月の雨に打たれて、愛に満ちた季節を思って歌いたくなるよな?
ゲンキ君::それはミスチルだガル!!次。

  • 「沈黙の波動」

ゲンキ君::これも《トリニティ》シリーズの1編だガルね!
亮人::今回は岩石惑星。観測隊基地がズタボロに破壊されて連絡が途絶えたので、主人公とトリニティが調査に向かうことに。
ゲンキ君::周囲に生物はいなさそうなのに、何者かに基地がズタボロにされてて、果たして相手は何者か気になるガルね?
亮人::ネタを割ると、相手は地面なんよな。地面の奥に生命がいるのか、大地そのものが生命なのか、明言はされてないけど。異質な知性とのコミュニケーションや。
ゲンキ君::コンタクトの取り方も奇想だったガル!
亮人::「地震」で会話するんよな。基地は、大きな刺激を与えすぎたので、相手が「地震」で返事をしてきて、それで基地がズタボロになったってわけ。
ゲンキ君::こういうコミュニケーション手段もあったかと目からウロコだガルね!
亮人::うんうん、これは自身の自信になったやろねw
ゲンキ君::ハイハイ。次。

亮人::これも《トリニティ》シリーズ。
ゲンキ君::銀河系の渦の連なりの一つ「ペルセウス腕」。そのさらに先にある星。腕のさらに先だから「ペルセウスの指」だガルね。
亮人::そんな銀河系の辺境は、重元素が少なく、知的生命が発展しても宇宙に進出する前に資源枯渇で滅んでしまう運命にあるんよ。
ゲンキ君::しかしこの星は、隆盛時には情報分野で発展していたので、滅ぶ寸前に種族全員をデータ化して休眠させておいたガル。
亮人::そんな休眠遺跡をトリニティたちが訪れる。しかし、なにやらその休眠データが何者かに侵食されつつあるらしい。果たして何がデータ侵食しているのか??
ゲンキ君::遺跡の秘密にトリニティのルーツも絡んで、スリリングな展開だったガルな!
亮人::まぁトリニティのルーツに関わるということで、トリニティの母星の話である「遺跡の声」は先に読んでおいた方がいい話かもな。
ゲンキ君::そうガルね。では次。

  • 「コスモス・クロック」

亮人::これはノンシリーズの短編や。
ゲンキ君::31光年先の射手座λ星から、正確に1.5秒間隔の電磁波パルスが放たれていることが判明するガル。原因は分からないけど、便利だから地球は宇宙時計として利用しはじめるガル。
亮人::そしてついに冷凍睡眠星間宇宙船を完成させた地球は、射手座λ星まで調査隊を派遣することに!果たして向こうで何が待っているのか?
ゲンキ君::と見せかけて意外な展開になるガルね!?
亮人::正統派じゃないけど、面白い展開やったな!
ゲンキ君::宇宙の自然を超越したビジョンだったガルね。
亮人::ちょっとグレッグ・イーガンっぽかった!興奮!イーガンだけに、良いガーンと衝撃来た!
ゲンキ君::ハイ。次。

亮人::これは《情報サイボーグ》シリーズの1編やね!《情報サイボーグ》のシリーズ説明、しちゃって!
ゲンキ君::このシリーズの世界は、高度な情報化社会が達成されていて、情報省の中央コンピュータにすべての情報が集まるようになってるガル。そして情報サイボーグと呼ばれる人たちは、脳にコンピュータを埋め込まれて、高度な演算能力と記憶能力とそして情報省のデータにもいつでも瞬時にアクセスできる特権階級のことガル。
亮人::そして本短編はその情報サイボーグの終わりの話。
ゲンキ君::情報省が主導している「地球再開発計画」の情報も、情報サイボーグたちに降りてこなくなって、どうやら情報省コンピュータが暴走しているという疑惑が?そこで情報サイボーグたちは、情報省との繋がりを断って、情報省本部を破壊しようと計画するガル。
亮人::うーん、面白いストーリー展開だけど、そもそもサイボーグという言葉自体に古さがw
ゲンキ君::それは生まれる前の本だからしょうがないガル!

  • 「過去への声」

亮人::これも《情報サイボーグ》シリーズの1編やな。
ゲンキ君::過去へ電波を送る方法を見つける話ガル!
亮人::過去へのメッセージが送れるから、1か月前の大事故を未然に回避しようとするんやけど、1つ過去を変えようとすると歪みが出て、それをまた変えようとすると更なる歪みが。
ゲンキ君::泥沼だガルね。
亮人::このパターンの時間SFいっぱいあるのに、知らんかったのか!?情報サイボーグなのに、まさに情弱ww
ゲンキ君::いやいや、この短編の方が昔の元祖だガルよ!

  • 「蒼ざめた星の馬」

亮人::これも《情報サイボーグ》シリーズ。
ゲンキ君::宇宙船の失踪事件が多発しており、未知の宇宙人が太陽系に侵入している仕業とのウワサまで流れはじめるガル。失踪時に乗り合わせていたと思われる情報サイボーグは、「青白く輝く宇宙船を見た」との報告が途中で途切れて記録されているガル。
亮人::さてその事件を老情報サイボーグが調べに行くという話やな。まぁ思った通り、情報省の陰謀なんやけどw
ゲンキ君::ネタをさらっと言うなガル!でもそこには大きなテーマが隠れていたガル!
亮人::肉体は老いるが頭脳は情報サイボーグ化されていて老いることはない、という齟齬があるねんな。それがどういう影響を与えるかという大きなテーマや。
ゲンキ君::脳に無理をさせているから、かなりグロテスクな精神状態だガルね。
亮人::グロだけに、人間性を愚弄してるねw
ゲンキ君::ご主人のネタが読書感想を愚弄してるガルww 次。

亮人::最後も《情報サイボーグ》の話。
ゲンキ君::タルボス星系という辺境の太陽が赤色巨星化。しかもそこの観測ステーション内で一人の情報サイボーグが死亡。その死亡確認のために派遣されたのが「検屍官」の情報サイボーグだガル。
亮人::情報サイボーグは、肉体が死んでも脳の情報サイボーグ化した部分が生きている場合もあり、その確認のための検屍官なんやなー。これもイーガンっぽいテーマやな!
ゲンキ君::しかし話はそこで終わらないガル。
亮人::検屍の結果、この星系の太陽が赤色巨星化して死にかけてるだけやなく、重力定数が低下しはじめてて、この周辺の宇宙自体が死にかけていると?!
ゲンキ君::重力定数グレッグ・イーガンスティーヴン・バクスターばりのハードSFだガル!!
亮人::このハードSFな理論の用語の連続に痺れたね!この「宇宙葬の夜」がこの本の白眉やわ!
ゲンキ君::こんなハードSFな宇宙SFの連続が、集英社文庫から普通に出てたってのが驚きだガルね?
亮人::生まれる前の1982年の本やから出版事情は分からんけど、スゴイ時代やってんなー?
ゲンキ君::SF冬の時代じゃなかったガルか?でも濃いSFは出てたんだ?
亮人::ところで話は変わるけど『恐怖省』といえば、オレ恐怖症があるねん!
ゲンキ君::それは初耳だガル。
亮人::まんじゅう恐怖症やねんwwああーまんじゅう恐怖症やなー!!
ゲンキ君::そんなの初めて聞く恐怖症。でも、ハイまんじゅう(〃゚∇゚)っ○
亮人::もぐもぐもぐ。はーまんじゅう恐怖症はつらいわ~w もぐもぐもぐ。
ゲンキ君::メッチャ食べてるガル。本当は何の恐怖症なんだガル??
亮人::ここらで一杯、濃~いお茶が恐怖症ww
ゲンキ君::ってこの話、聞いたことあるガル!?
亮人::あと、ジョン・ブラナー『ザンジバーに立つ』やロバート・J・ソウヤー《キンタグリオ三部作》の続きやアンドレノートン《太陽の女王号》の続きの恐怖症!!キム・スタンリー・ロビンスン『米と塩の歳月』やルーディ・ラッカー『リアルウェア』やジョン・ヴァーリイ《ガイア》三部作にジョン・クロウリー《エヂプト》四部作にE・C・タブ《デュマレスト・サーガ》の最終巻も恐怖症!!
ゲンキ君::って読みたい未訳SFを並べてるだけじゃないかーー!!!もうやめさせてもらうわん!ガルガル!!

収録作

★★★★☆
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