くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

オフで涙雨~オフで薔薇

ブックオフ羽倉崎店にて。

ブックオフ熊取店にて。

ブックオフのGWウルトラセールに行ってきた!本全品二割引!
ネトゲ嫁』は持ってない巻がちょうどあったのでゲッター!続きも読んでいかねば!
高田郁は、叔母に貸す本。叔母は高田郁の《みをつくし料理帖》が大好きなので、同じ作者のエッセイ集であるコレも気に入るはず!
『名探偵に薔薇を』は、ミステリに強いフォロワーさんが言及してらした記憶があったので、よく知らないけど、とりあえずゲッターロボ
中島要《着物始末暦》はオビ付をゲッター。これも叔母に途中まで貸してるやつ。今回は、9巻と完結10巻をゲッターしたので、あと8巻だけ持ってない。探さねば!

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亮人の平成100短編

平成が終わるということで「オレの平成100冊」に続いて「平成100短編」も選定してみた!まぁアラサーなので平成30年間でほぼオレの全読書歴なんだけど!短編が今まで苦手で開眼したのは最近なんで、選定は難航したけど、全部オススメできる自信作だぜ!

平成はもちろんSFを中心に読んできたので、SFがメイン。一応、海外50国内50の配分にしてみたけど、果たしてこの比率で良かったのか?
収録されている本も併記したけど、記憶があいまいなものもあるのでご容赦を。
今まで、短編って苦手だったんだのは、読みはじめにエネルギー使うってのがあったの。新しい話に進むごとにエネルギーを使ってた。でも最近は新しい世界に進むことに慣れてきてガンガン短編を読むようになった。短編もいい読書体験だぞー!!
ということで平成ありがとう!次の時代・令和もガンガン読んでいくぜー!!

亮人の平成100冊

平成が終わるということで「オレの平成100冊」を選定してみた!まぁアラサーなので平成30年間でほぼオレの全読書歴なんだけど!平成に読んだ全ての本の中から100冊!なかなか難航したけど、全部オススメできる自信作よ!

もちろんのこと、SFで6割以上を占めてます。ほぼSFを読んできた平成だったからね!次に読んできたのがミステリか。これは初期に米澤穂信先生に出会って、そこから派生していった感じかな。ラノベはまあテキトーに気になったのを手に取った感じ。ジャンルにガンダムってのも入ってるけど、ご愛敬w 一般小説は、森見登美彦を中心に、文学作品もちょこちょこ読んできた。児童書は子供のころに読んだ作品。
そして次の企画。この「平成の100冊」を大胆にも不遜にもベスト100ランキングにしてみた!?とりあえず1位から100位まで、カウントダウン!!

  1. 久米康之『猫の尻尾も借りてきて』
  2. 米澤穂信クドリャフカの順番
  3. 光瀬龍『征東都督府』
  4. ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』
  5. 梶尾真治つばき、時跳び
  6. 高畑京一郎タイム・リープ あしたはきのう』
  7. 眉村卓『消滅の光輪』
  8. グレッグ・イーガンディアスポラ
  9. 野尻抱介『南極点のピアピア動画』
  10. 広瀬正『マイナス・ゼロ』
  11. ポール・アンダースン『天翔ける十字軍』
  12. 森見登美彦夜は短し歩けよ乙女
  13. ロバート・A・ハインライン『宇宙(そら)に旅立つ時』
  14. フレドリック・ブラウン『天の光はすべて星』
  15. 円居挽《ルヴォワール》四部作
  16. 米澤穂信夏期限定トロピカルパフェ事件
  17. 機本伸司『神様のパズル』
  18. ジョー・ウォルトン『図書室の魔法』
  19. 豊田有恒『退魔戦記』
  20. グレッグ・イーガン『しあわせの理由』
  21. 神林長平『膚の下』
  22. 『改変歴史SFアンソロジー
  23. 麻耶雄嵩『翼ある闇 メルカトル最後の事件』
  24. ロバート・J・ソウヤー『スタープレックス』
  25. 三田村信行『ぼくが恐竜だったころ』
  26. 筒井康隆『私説博物誌』
  27. チャイナ・ミエヴィル『都市と都市』
  28. フィリップ・ホセ・ファーマー『恋人たち』
  29. 広瀬正『エロス』
  30. 森見登美彦『恋文の技術』
  31. スティーヴン・バクスター『時間的無限大』
  32. 堀晃『梅田地下オデッセイ』
  33. ジョー・ウォルトンファージング》三部作
  34. 瀧羽麻子『晴れのち、ブーケ』
  35. 武者小路実篤『友情』
  36. バリントン・J・ベイリー『カエアンの聖衣』
  37. 野尻抱介クレギオン
  38. ロバート・A・ハインライン『ダブル・スター』
  39. ラリイ・ニーヴン『無常の月』
  40. 豊田有恒『モンゴルの残光』
  41. フィリップ・ホセ・ファーマー『奇妙な関係』
  42. 泉和良『エレGY』
  43. 荒巻義雄『柔らかい時計』
  44. 連城三紀彦『戻り川心中』
  45. 泡坂妻夫『しあわせの書』
  46. 石川英輔ポンコツタイムマシン騒動記』
  47. エドモンド・ハミルトン『時のロストワールド
  48. アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』
  49. ハリイ・ハリスンテクニカラー・タイムマシン』
  50. グラント・キャリン『サターン・デッドヒート』
  51. 古橋秀之ある日、爆弾がおちてきて
  52. 神林長平戦闘妖精・雪風
  53. 『タイムトラベラー 時間SFコレクション』
  54. 『アザー・エデン』
  55. イアン・ワトスン《黒き流れ》三部作
  56. 谷川流涼宮ハルヒの憂鬱
  57. アンディ・ウィアー『火星の人』
  58. 殊能将之ハサミ男
  59. 賀東招二フルメタル・パニック
  60. フェリクス・J・パルマ『時の地図』
  61. ハリイ・ハリスン『大西洋横断トンネル、万歳!』
  62. たかしよいち《おはなしなぞとき恐竜の世界》
  63. 野沢尚龍時
  64. 菊地秀行『妖神グルメ』
  65. 高橋克彦『竜の柩』
  66. 横田順彌『火星人類の逆襲』
  67. 川又千秋『火星人先史』
  68. 野田昌宏『レモン月夜の宇宙船』
  69. 小林泰三『天体の回転について』
  70. マイクル・ムアコック『この人を見よ』
  71. 有栖川有栖『46番目の密室』
  72. 天樹征丸『電脳山荘殺人事件』
  73. アイザック・アシモフ『聖者の行進』
  74. 森下一仁『コスモスホテル』
  75. エラリイ・クイーン『Yの悲劇』
  76. スタニスワフ・レム『泰平ヨンの未来学会議』
  77. 法月綸太郎『密閉教室』
  78. カミ『ルーフォック・オルメスの冒険』
  79. 恩田陸夜のピクニック
  80. 鯨統一郎邪馬台国はどこですか?
  81. クリフォード・D・シマック《シマックの世界》
  82. 田中啓文『イルカは笑う』
  83. 大河内一楼機動戦艦ナデシコ ルリAからBの物語』
  84. 林譲治機動戦士ガンダム コロニーの落ちた地で』
  85. スコット・ウエスターフェルド《リヴァイアサン》三部作
  86. 野崎まど『独創短編シリーズ 野崎まど劇場』
  87. ジョン・ディクスン・カー『火刑法廷』
  88. 機動戦士ガンダムΖΖ エルピー計画』
  89. 横溝正史『本陣殺人事件』
  90. ジェーン・オースティン高慢と偏見
  91. アガサ・クリスティーアクロイド殺し
  92. 奥泉光『鳥類学者のファンタジア』
  93. エリザベス・ムーン『くらやみの速さはどれくらい』
  94. 有川浩レインツリーの国
  95. 太宰治パンドラの匣
  96. 今野敏ティターンズの旗のもとに
  97. 針谷卓史『花散里』
  98. 高田郁『銀二貫』
  99. 今日泊亜蘭海王星市から来た男』
  100. 新城カズマ『サマー/タイム/トラベラー』

これもかなり難航したけど、暫定的に決めた!そもそも、たとえば太宰とイーガンがどちらが上とか決められるモンじゃないしね!?あくまでオレの個人的な好きの度合いということで。ナンバーワンの久米康之『猫の尻尾も借りてきて』は、傑作タイムトラベル小説というだけでなく、久米先生ご本人から本をいただいて仲良くさせていただいたという思い出もあって外せなかったんだよなー。断トツのナンバーワン!
話は変わるけど、ここで悲報。平成に読んだ全読書冊数より平成に積んだ全積読数の方が多いという悲劇ww計算してみたら、全読了の1.5倍の量を積読している模様ww次の時代への宿題だな。
それでは平成ありがとう!次の時代・令和もガンガン読んでいくぜー!!

有栖川有栖『ロシア紅茶の謎』

ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)

ロシア紅茶の謎 (講談社文庫)

あらすじ
作詞家が中毒死。彼の紅茶から青酸カリが検出された。どうしてカップに毒が?表題作「ロシア紅茶の謎」を含む粒ぞろいの本格ミステリ6篇。エラリー・クイーンのひそみに倣った「国名シリーズ」第一作品集。奇怪な暗号、消えた殺人犯人に犯罪臨床学者・火村英生とミステリ作家・有栖川有栖の絶妙コンビが挑む。

亮人::どぅおもー!漫才風読書感想でーす!
使い魔・ゲンキ君::今回は有栖川有栖先生の『ロシア紅茶の謎』だガル!
亮人::《火村英生と作家アリス》のシリーズ3冊目。そしてシリーズ内で特にエラリー・クイーンへのオマージュのタイトルがついた《国名》シリーズ1冊目やな!
ゲンキ君::どの話も読みやすく、しかも理論的なロジックで犯人まで辿り着く。スッキリ楽しく読めるミステリだガル!!
亮人::それでは各作品の感想に行くで~!

  • 動物園の暗号

ゲンキ君::動物園の猿山で、深夜に飼育員の遺体が発見される話だガル。
亮人::ってかこの動物園って、天王寺動物園か!!さすがに実名では書かれてないけど。
ゲンキ君::さすがに殺人事件が起こってしまうガルからねー。
亮人::イヤあの辺なんて、いつ事件が起こってもおかしくない治安w
ゲンキ君::イヤイヤ、あの辺も最近はキレイになってるから!星野リゾートのホテルも建つらしいし!まぁこの話題は置いといて。この事件の被害者の手には、謎の暗号が書かれたメモが握られていたガルよ。
亮人::ってかこの暗号、非常によくできてて面白いけど、こんなん解けへんよなーw
ゲンキ君::時刻表ミステリの、また違った形ガルね!

  • 屋根裏の散歩者

亮人::これも変則的な暗号モノやね。
ゲンキ君::アパートの大家は、店子の部屋を屋根裏から観察するという趣味を持っているガル。あるとき、店子の一人が通り魔だと発見した大家は、殺されてしまうガル。さてどの部屋の店子が犯人なのか?
亮人::大家の日記には店子一人一人について暗号みたいなニックネームが付けられているんやけど、どれが誰か分からへん。この暗号がまた!?タネを明かしてみたら、脱力ものw この発想はなかったわ!
ゲンキ君::屋根裏からの観察っていうのは、江戸川乱歩の『屋根裏の散歩者』へのオマージュでもあるガルな。
亮人::オマージュ元も未読だから、読んでみたくなったわ!

  • 赤い稲妻

ゲンキ君::マンションから外国人モデルが転落死するガル。密室からの転落なので、自殺の線で捜査をしていたが、火村英生は怪しい点を見つけるガル。
亮人::密室内にあるはずのないモノがあるんやんね。そこから捜査をしていくと、この外国人モデル、とある弁護士の愛人だったと。そしてその弁護士の元へ行くと、弁護士の妻も同日に交通事故死していたと。この交通事故も本当に事故なのか怪しいと。
ゲンキ君::さてこの絡まった糸を解きほぐすのが火村英生ガル!
亮人::犯人の追い詰め方がいいねー!この締め方は本当に上手い!「赤い稲妻」だけに、「赤い稲妻が犯人を責める~炎カラダ灼き尽くす」やねw
ゲンキ君::それは「青いイナズマ」だガル!
亮人::Get you!

  • ルーンの導き

ゲンキ君::ルーン文字の書かれた石を四つ握りしめて殺された被害者。このダイイングメッセージは何を意味するか、という話だガル!
亮人::ルーン文字というのは、1世紀頃にギリシャ文字ラテン文字や北イタリア文字などを参考にゲルマン語の発音体系に合うよう改変して成立した文字で、占いや呪術に使われたっぽいけど、実はよく分かってない文字のこよやな?
ゲンキ君::そのよく分からないモノがダイイングメッセージになるとかという謎ガル。
亮人::実はアレを意味してたんやなー!?これは読書家ならスグに分かるよねw
ゲンキ君::いやいや、普通分からないガルよ?出版関係者しか!
亮人::⊂二二二( ^ω^)二⊃
ゲンキ君::それは「ルーン」じゃなく、「ブーン」だガル!!もはや懐かしいネット用語で誤魔化すなガル!!

  • ロシア紅茶の謎

ゲンキ君::作詞家の男がパーティの最中に飲んだ紅茶で毒殺されるガル。でも紅茶はランダムに手に取ったもので、その他の紅茶や砂糖入れなどからも毒物は検出されない。はたして毒は誰がどこから?
亮人::これはトリックにビビったわ!?こんなトリックあり?犯人の胆力に驚嘆!!
ゲンキ君::そこまで度胸を出させるほどの殺意だったガルねー。
亮人::ロシア紅茶だけに、おそロシアw
ゲンキ君::これまたベタなネタだガル!次!

ゲンキ君::これは尼崎のアルカイックホールこけら落とし公演として作られた話を小説にまとめ直したモノだガル!
亮人::問題編が終わって解答編に入る前に「読者への挑戦」が入ってるやんけ!!これはオレも挑戦を受けて立とう!!推理してやるぜ!!
ゲンキ君::じゃあ、あらすじなどはスッ飛ばして、推理を聞かせてもらおうじゃないかガル?
亮人::第一の殺人は「矢島をそそのかして、やらせた。凶器は舞台の迫りに乗せて二階に飛ばした。そして二階の真犯人が隠した」。第二の殺人は「口封じ。あらかじめ毒を仕込んだタバコを渡していた」。ということで「三村」、犯人はお前だーーッ!!!!!
ゲンキ君::この推理が当たっているかどうかは、ぜひこの本書を手に取って確かめてみてほしいガル。たぶん的外れな推理と思うガルけどなww
亮人::これにて一件落着!ジッチャンはいつも一つ!!!
ゲンキ君::なにもうキメ台詞を言ってるガルか?しかもコナンと金田一少年をパクって混ぜたみたいなw
亮人::真実の名にかけて、ジッチャンはいつも一つ!!!!!
ゲンキ君::だからソレやめなさーい!もうやめさせてもらうわん!ガルガル!!

収録作品

  • 動物園の暗号
  • 屋根裏の散歩者
  • 赤い稲妻
  • ルーンの導き
  • ロシア紅茶の謎
  • 八角形の罠

★★★★☆

オフで天気予報

熊取町ブックオフにて。

火浦功のショートSF集をゲッターロボ!なんか最近、火浦功にハマってるわ!?平成も終わるってのにね!多分、令和には新。。。刊は出なさそうだけどね。。。
ところで、GWのウルトラセールの宣伝の店内放送が流れてたんだけど、寺田心のナレーションが延々連呼で気が狂いそうになったよww
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『何者からかの手紙』

https://tronika.thebase.in/items/3186654
手紙小説。古本トロニカさんによる企画の手紙風小説。前にも借りたんだけど、また何通か貸してもらえる機会があって読んだ!面白かった!
借りたのは「バスガイドからの手紙」「プールサイドからの手紙」「警備員からの手紙」「つちのこからの手紙」「仙人からの手紙」「冷凍庫からの手紙」「ライト係からの手紙」「スワンからの手紙」「鼻からの手紙」「アシスタントからの手紙」「雪男からの手紙」「タコからの手紙」「火星人からの手紙」の13通。どの手紙も普通ではない視点で変わったシチュエーションが練られており、飽きさせない!特にバスガイドのメタ視点からの手紙が面白かった!

オフで奏鳴曲

羽倉崎のブックオフにて。

釣果2冊!麻耶雄嵩
『夏と冬の奏鳴曲』は、ノベルス版。オレは文庫派なんだけど、フォロワーさんがノベルス版の方が手に入りやすいよと前に教えてくれたので、ノベルス棚に行ったらあった!シリーズの第2巻、これで続き読める〜!まぁ図書館には蔵書されてるので、いつでも読めるっちゃ読めるんだけど、やっぱり返却期限を気にせず読みたいじゃん?ってかこの本、文庫版は思いっきりプレミア価格なのね。。。密林中古で一時期1000円超えしとったし。えぐい。
そして『螢』もあったから、ついでにゲッターロボ!こっちはノンシリーズの単発長編。こちらも面白そうなので楽しみだ!!

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火浦功『死に急ぐ奴らの街』

あらすじ
人類が辿り着いた最後の街・世紀末都市。だがそこは文明の廃棄場だった。鳴りしきるサイレン、崩れた裏通りを彷徨う男達、殺し屋、刑事、バーテン、タクシー・ドライバー……。悪魔の薬P2で幻覚を起こした患者が、凶悪犯罪を重ねた。刑事達は街の闇を縫って、P2密売の大物らを追跡したが、目指す相手は次々に死体となって転がっていく。黒幕は?P2蔓延の狙いは?著者初の本格ハードボイルド。

SFのバックグラウンドがありつつも、本格的なハードボイルド小説。近未来アメリカのとあるメガロポリス。殺し屋・刑事・タクシードライバー・私立探偵・バーテンダー・宇宙移民志願者、それぞれが主人公の話が並ぶオムニバス形式の物語。荒廃した街で苦闘するそれぞれの主人公が文句なしにカッコイイ!!火浦功はドタバタギャグのイメージだったけど、こんなシリアスも書けるんだ!?オムニバスで前の話の主人公がチラッと再登場する仕掛けもニクイ演出!滅茶苦茶好きな作品になったし、火浦功も再評価したわ!!
★★★★★

高屋奈月『フルーツバスケット(6)』

フルーツバスケット (6) (花とゆめCOMICS)

フルーツバスケット (6) (花とゆめCOMICS)

今回は6巻まで借りてるので、病院の待合いで読んだ!
憂鬱な雨。憂鬱な夾。そして夾のことが好きな楽羅が飛び込んでくる。追いかけられる恋というのも良いモノなんだけど、夾は分かってないなーw
そして夾の師匠・籍真の登場。師匠が心を鬼にして夾の真の姿を透の前で発露させる。醜い姿。これは夾が歪んでしまったのも分かるな。悲しい。しかしそれを受け入れる透。醜いを怖くないというんじゃなく、怖くてもいいんだという受け入れの気持ち。女神のような心だね。
由希の兄・綾女の店へ。服屋というかコスプレショップ?店員の美音が気を利かせて、由希と綾女の兄弟で会話する時間を作る。美音もイイ人だなー!そして兄弟も反発だけじゃなくなった。みんなイイ人だ。みんな幸せになってほしい。
ということで、借りてるのはココまで。続きはおあずけ。アニメが追い付かないかが心配だw

高屋奈月『フルーツバスケット(5)』

フルーツバスケット (5) (花とゆめCOMICS)

フルーツバスケット (5) (花とゆめCOMICS)

アニメもはじまったことだし、続きを読んでます。
GWで別荘に行く話。透&由希&夾の気分転換、と見せかけて紫呉がはとりを気遣っての企画。はとりがムリヤリ別れさせられた女性が結婚したから。記憶を消して他の人と結婚したとか悲しすぎるね。自分は覚えてるだけに。
寅の杞紗ちゃんの話。中学でいじめに遭って、失語症に。でも透の親身な寄り添いで心を開いて良かった!そして由希の言葉。自分を好きになるのも大事だけど、人から好きになられることによって自分を好きになれるってこともあるんだよなー。納得。
親友の電波、花島咲の話。電波ちゃん、電波だけど良い子!由希の親衛隊に目を付けられる透。そしてその周囲の電波ちゃんも狙われる。でも軽く撃退w 透は本当にいい友達を持ってるよね!
追試と風邪の話。透の追試。そして地味に電波ちゃんも追試になってるのは草。電波ちゃん、賢そうな顔なのにおバカなのか?そして透の風邪。夾がお粥を作ってくれたり、優しい言葉をかけてくれたり。夾も本当はいい子なんだよなぁ!