くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

林譲治『帝国海軍ガルダ島狩竜隊』

あらすじ
昭和19年1月、ビスマルク諸島北方に位置する小島、ガルダ島に航空基地建設の目的で上陸した、日本軍部隊があった。第369海軍設営隊―トラック島防衛というよりは、トラック島に対する被害極限のために、島に送りこまれた男たちである。だが、米軍の攻撃でトラック島は陥落。設営隊は敵の勢力圏内に取り残された。救出どころか、補給する届かない状況の中、設営隊の面々は自活を始めたが、食糧事情は劣悪だった。そんなある日、数人の兵士が穴の中に消えた。後を追った兵士たちは、その穴の先にある奇妙な世界にたどりついた。島の植生とは明らかに違う植物群。そして、そこにいたのは、想像の産物でしかなかった太古の絶滅動物―恐竜だった。

亮人::どぅおもー!漫才風読書感想で〜す!
使い魔・ゲンキ君::今回は、林譲治先生の『帝国海軍ガルダ島狩竜隊』だガル!
亮人::太平洋戦争中の南洋の孤島の話やな。
ゲンキ君::滑走路敷設のための部隊が、戦局悪化で孤立するガル。食糧不足の危機。そこで偶然見つけた穴。その先には超紐理論の超対称性世界があり、恐竜がいるんだガル!
亮人::そこで狩竜隊を組織して食糧を得るために進むんや!
ゲンキ君::ということで面白かったガルな!
亮人::序盤は戦局悪化の様子など戦史モノかと思いきや、中盤以降に怒涛のSF展開!こんな特殊な世界をよく設定したよな!
ゲンキ君::戦中にすでに超紐理論を思い付いていたという発想もすごいガル!
亮人::そしてそこからのこの新世界!これはやっぱりロストワールドからの着想ちゃうか?
ゲンキ君::そして恐竜!
亮人::恐竜とのバトルは意外にアッサリやったな。映画『ゴジラvsキングギドラ』でも日本軍と恐竜が戦いってあったけど、あれよりは凶暴さがなかったような。恐竜ってまぁまぁ弱いんやw
ゲンキ君::ただ恐竜の肉は美味しそうだったガル!
亮人::トリケラトプスは脂臭くて、ティラノサウルスは鶏肉のようで美味しいらしいで!?ええな〜食べてみたいやん!
ゲンキ君::ちなみにこの本、現在入手困難な品だガル。
亮人::現在の密林中古で5000円超になってるやん。数年前は、十数万なんて数値も出てたしな!?
ゲンキ君::こんな面白い本なのに!どこかで復活してほしい本だガルな〜!!
亮人::では今日はこのへんで終わりにしよか。
ゲンキ君::ちょっと待つガル!いつものネタで締めは?今日は逃がさないガル!恐竜の名前でネタ作ってもらうガル!できるまで帰さないガル!
亮人::そんな心の狭いこと。恐竜だけに「狭量」なw
ゲンキ君::そんなダジャレで騙されないガル!
亮人::恐竜の名前は、ラテン語がなんか知らんけど、ネタにしにくいんや。
ゲンキ君::ちゃんと恐竜の名前でネタするガル!
亮人::私の友人に一人、恐竜がおりまして。そいつが仏門に入ると言い出したわけです。
ゲンキ君::なにか始まったガル。
亮人::あるとき、私は出家した恐竜を訪ねて寺に向かうことにしました。「おーい、恐竜はいるかね?」しかし寺の扉は閉ざされており、中からも何の返事もありません。そこで私は、隣の家にどうなっているのか尋ねることにしました。「すいませーん。隣のお寺のことで尋ねたいのですが?」しかし隣の家も留守のようでした。
ゲンキ君::留守が多い町ガルね?
亮人::仕方なく、私は反対の隣の家に向かいました。「すいませーん。隣のお寺のことで尋ねたいのですが?」しかしこちらの家も留守のようでした。
ゲンキ君::留守ばっかりガル。
亮人::寺の両隣が留守。これはおかしい。寺の左右が留守。寺の左右留守。ティラノサウルスw
ゲンキ君::ってそれが言いたかっただけかーい!?
亮人::さらに私は町内の全部の家に尋ねて回りました。
ゲンキ君::まだ続きがあるガルか?
亮人::1軒、2軒、私は歩き疲れるほど、尋ねて回りました。
ゲンキ君::何軒くらい回ったガル?
亮人::正確な数字は定かではありませんが、町内の軒数はおそらく「10らしっく」wwおあとがよろしいようで!!
ゲンキ君::ちーん。もうやめさせてもらうわん!ガルガル!!!