くじら座タウ星府立大学SF研究会

主に読書(SF中心)について書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。

スティーヴン・バクスター『虚空のリング(上)』

虚空のリング〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

虚空のリング〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

あらすじ
3953年。人類はワームホール・テクノロジーの開発により、着々と版図を拡大しつつあった。ところが、太陽をはじめとする主系列星に思わぬ異常が発見された!恒星の進化過程が何百倍にも加速され、恐るべきスピードで銀河が老化しているのだ。このままでは、遠からず宇宙は死滅してしまう!この異変の謎を探るべく、最新鋭の宇宙船「グレート・ノーザン」が、ワームホールを利用して五百万年後の未来へと旅立つが…。

ジーリークロニクル》シリーズの集大成の長篇。同シリーズの長篇『時間的無限大』をさらに発展させた内容の、壮大なスケールのハードSF。太陽を含めた星々が異様なスピードで老化していく秘密を探るため、太陽の中に常駐調査する人格。暗黒物質生物フォティーノ・バードとの邂逅。どれもワクワクしっぱなしの壮大な設定。そしてワームホールを未来に送るための世代間宇宙船。しかし世代間宇宙船の社会が退化するってのは定石なのか何なのか?本書でも、宗教社会になってたり採集原始生活になってたり。バクスターストーリーテリングがヘタクソなのに何でそういう方向に行くかな?さらに壮大な設定への展開を期待しつつ、下巻に急ぎます!