- 作者: A・E・ヴァン・ヴォークト,R・F・ヤングほか,中村融
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2014/11/28
- メディア: 文庫
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あらすじ
深宇宙へ進出した地球人類を待ち受ける、多種多様な宇宙生命。彼らとのコンタクトこそはSFの醍醐味のひとつであり、そこからセンス・オブ・ワンダーが生まれるのだ。そうした作品の中から生物学的な面白さが秀逸な中短編を集成した。本邦初訳作1編、書籍初収録作4編、そして後に『宇宙船ビーグル号の冒険』の第1話となる貴重な原型作品を加えた、ヴァラエティに富む全6編。扉裏作品解題・編者あとがき=中村融
いろんな星の宇宙生物と人類が接触するアンソロジー。アンダースン「キリエ」のプラズマ生命との友情の行く末、ヴァンス「海への贈り物」の海洋生物とのコミュニケーション手段の模索、あたりにセンスオブワンダーを感じた。そしてヴォクトの表題作の知的猛獣(表紙のイラストにもなってる奴)も魅力的で、これは長篇版の『宇宙船ビーグル号』も読まねば!全体としては、異質な惑星の生態系すべてを書ききろうと試みているような濃密な描写の作品が多く非常に満腹(&てこずったw)
- リチャード・マッケナ「狩人よ、故郷に帰れ」
- ジェイムズ・H・シュミッツ「おじいちゃん」
- ポール・アンダースン「キリエ」
- ロバート・F・ヤング「妖精の棲む樹」
- ジャック・ヴァンス「海への贈り物」
- A・E・ヴァン・ヴォークト「黒い破壊者」
★★★★☆