あらすじ
はるかな未来、人類は外宇宙探査のために亜光速宇宙船を送り出そうとしていた。莫大な距離をへだてた宇宙船と地球を結ぶ通信手段としては、テレパシーが理想的だ。そこで白羽の矢が立ったのが、ぼくとパットの双子の兄弟だった。夢見ていた恒星間旅行ができる。危険をかえりみず、ぼくたちふたりは喜んで訓練に参加した……。
高校生のときに読んで以来の再読。マイベストに掲げてた本作品だけど、思い出補正じゃなかった!メッチャ面白かった!移民のための星を探しに行くのに、双子のテレパシーを使うという発想がスゴイ!テレパシーは光速に縛られずに、どんなに離れていても即時通信できる!しかし宇宙船は亜光速なので、船と地球はどんどんウラシマ効果。このSFのシンプルなワクワク感よ!そして惑星探索の冒険もドキドキ。そしてラストは、ハインラインの某有名作も顔負けのスゴイ結婚。やっぱりハインラインのジュブナイルはいいね!