くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

アーサー・C・クラーク『明日にとどく』

明日にとどく (ハヤカワ文庫SF)

明日にとどく (ハヤカワ文庫SF)

あらすじ
太陽はあと7時間でノヴァと化し、その星系の壊滅は避けられぬ運命だった。だが、一隻の銀河系巡視宇宙船が、その第3惑星をめざし全速力で航行していた。わずか数日前、そこに知的生命体の種族が棲息していることが判明したのだ!人類を救出すべく地球にやってきた異星人たちの活躍をスリリングに描きだす、巨匠クラークの代表作「太陽系最後の日」、五百万年前に滅亡した古代文明の謎を解明しようと、木星の衛星に遠征した調査隊の驚くべき発見とは「木星第5衛星」、地球人と異星人のファースト・コンタクトをユーモラスに描く「親善使節」など、傑作12篇を収録。

2006年のSFマガジンのオールタイムベストの翻訳SF短篇ランキングに「太陽系最後の日」が入っていたのを見た10年以上前から、「太陽系最後の日」が収録されている本書『明日にとどく』は見つけたら買おうと思っていた(途中、新編集版クラーク短篇ベスト集『ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 太陽系最後の日』が出たのに何故か買わなかったんだけどw)。そして今年ようやく古本屋さんで念願の本書を発見。喜び勇んで「太陽系最後の日」を読んでみた。その結果、そんなにピンとこなかったw。地球人類の力強さを描いてるんだけど、クラークがしたり顔で書いてそうなのが透けて見えて乗り切れなかった。逆に「木星第五衛星」が素晴らしい!宇宙の壮大さと人間の滑稽さの対比が傑作!

  • 太陽系最後の日
  • 闇を行く
  • 忘れられていた敵
  • エラー
  • 寄生虫
  • 地中の火
  • 目覚め
  • 親善使節
  • 呪い
  • 時の矢
  • 木星第五衛星
  • 憑かれたもの

★★★☆☆