くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

さよなら2014年回顧・小説篇

毎年恒例、年の終わりの振り返り。小説からランキング。

読んだ本の数:62
読んだページ数:19781

一位は、ウォルトン!《ファージング》三部作から好きだったけど、今回も良かった!少女モリがぐんぐんSF小説を読んで仲間と感想を言い合うのは、全読書家必読!
二位は、今年のSFでも必ず上位に来るであろう、火星の人!火星に取り残されたマークのユーモアに救われる!
三位は、司政官!世界と政治を構築する筆跡がスゴイの一言。長いけど、第一世代SF作家の実力を見せつけられた。
四位は、満願!主要なミステリーのランキング本で総なめの三冠を達成したので、説明不要。よねぽファンとしては嬉しい限り!
五位は、スペインSF!前作『時の地図』も好きだったが、やっぱり良い。話がわき道にそれまくりなヘンテコ筆致がクセになる!
六位は、土星秋山瑞人がハヤカワ文庫のベストに選んだだけあって、木星冒険が手に汗握る!
七位は、《ルヴォワール》四部作、完結!どんでん返しの妙と、京都の天才大学生たちの会話が楽しい。
八位は、《シマックの世界》全二巻!『大きな前庭』『愚者の聖戦』ともに、古いアメリカのテイストで牧歌的な空気感がサイコー!
九位は、SFM通算700号記念アンソロジー!収録作ぜんぶが読み応え充分だったが、とくに文庫に収録不可能と言われてた筒井康隆先生の「上下左右」が読めたのが嬉しかった!
十位は、レム!天才が繰り出すコメディ。しかし意外に楽しいw
以下は、みをつくし料理帖が完結したことや、水玉螢之丞先生や香月日輪先生など物故者を偲んだり、いろいろあった一年でした。