くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

米澤穂信新刊『折れた竜骨』が11月頃発売らしい

米澤穂信先生のツイッターより(ツイッターを上手く表示させるのどうやるかわからないからコピペ)

魔術や呪いが跋扈する、パラレルワールドの12世紀イングランドを舞台にした長編本格ミステリを読んでみたいと思いませんか? 読めます。今冬お送りします900枚超えの大作
1190年10月のイングランド。第三回十字軍後期、ミステリではエリス・ピーターズによる修道士カドフェル・シリーズの活躍から約半世紀。その時代のイングランドに、魔術や呪いが実際にあったなら? 何から何まで新境地の大作、米澤穂信『折れた竜骨』を今冬(おそらく11月)刊行します。
ミステリの中でまだ書いていなかった分野「特殊設定もの」をやりたいと思っていました。選ぶべき方向性は大別して二つ。初期西澤保彦風の「超能力」。ランドル・ギャレット風の「魔法」。どちらを選ぶか悩んだ時、私の手元にはロングボウ(弓道のね)と、カドフェルがありました。
12世紀末。イングランドのリチャード獅子心王は聖地への十字軍を開始し、留守を王弟ジョンがうかがう。神聖ローマのフリードリヒ赤髭王は東方で意外な死を遂げる。その時代に「特殊設定」と「推理」を競わせることにしました。本格ミステリ『折れた竜骨』を、11月に東京創元社から上梓します。
もともとは何かの記念に合わせて、何か軽いものをという話でした。で、「軽くね」と書き始めたのですが……。「軽くって、どうやるの?」。いつの間にやら本気です。はからずも速球を投げてしまったら、編集者さんから「軽く投げろって言っただろ!」と剛速球が返ってきました。あとはもう応酬です。

歴史ものか。しかもイングランドの史実に魔法を織り交ぜたファンタジー風ミステリって。今までと随分毛色が違う。非常に楽しみだ。