くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

岸和田浪切ホール・米朝一門落語会

今年も落語会に行ってきたー!楽しかった!吉弥さんカッコ面白かった!ざこばさんも頑張ってはったし!米團治さんも白熱やったし!南光さんも聞かせる名演!「遊山舟」や「試し酒」のキレイに落とすのは勉強になったわ〜!

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松尾由美『ニャン氏の事件簿』

あらすじ
アルバイトをしながら、自分を見つめ直している佐多くんは、あるお屋敷で、突然やってきた一匹の猫とその秘書だという男に出会う。実業家のA・ニャンと紹介されたその猫が、過去に屋敷で起こった変死事件を解き明かす?!って、ニャーニャー鳴くのを通訳しているようだが本当?次々と不思議な出来事とニャン氏に出くわす青年の姿を描いた連作ミステリ。文庫オリジナルだニャ。

亮人::どぅおもー!漫才風読書感想でーす!
使い魔・ゲンキ君::今回は松尾由美先生の『ニャン氏の事件簿』だガル!
亮人::ニャン氏、面白いわ!カワイイわ!
ゲンキ君::ニャン氏は一見、本当にただの猫。しかしその本性は実業家兼童話作家なんだガル!?そして探偵までするんだガル!猫なので当然ニャーとしか言わないが、秘書兼運転手の丸山がそれを通訳!?ニャン氏が推理をニャーと言ったら、丸山がそれを通訳して推理を披露するガル!?
亮人::さすがニャン氏!!
ゲンキ君::でもコレよく考えると、麻耶雄嵩の『貴族探偵』と似た構図だガルな?!探偵は一見なにもしていない。横にいる人がセッセと証拠を集めたり推理をしゃべったり。
亮人::それがニャン氏だから!!すごい!スピードもある!
ゲンキ君::連作短編で、どの話もニャン氏が大活躍ガル!「ニャン氏登場」では、いきなりニャン氏が現れて、数年前に大邸宅で撲殺された主人の謎を話を聞いただけで解明。「猫目の猫目院家」では、古いパソコンを持って失踪した人を一瞬で見つけ出した。「山荘の魔術師」では、ホテルの喫茶で出会っただけのお爺さんの昔話の美女消失事件を話だけで解決。「ネコと和解せよ」では、ネットで有名な「ネコと和解せよ」のネタ画像の小ネタを上手く使いながら、蔵から掛け軸が盗まれた事件を解き明かす。「海からの贈り物」では、主人公の元カノの相談をニャン氏との連携で上手く解決。「真鱈の日」では、ホームズの「まだらの紐」の小ネタと絡ませつつも、主人公の祖父にかけられた殺人容疑を見事にニャン氏が晴らす。どれもニャン氏の頭脳が冴えまくりだガル!
亮人::ニャン氏、すごいなー!身体能力もスゴイし!
ゲンキ君::え?特にニャン氏ただの推理猫で身体能力を発揮するシーンはなかったけど?ニャン氏は静かに推理をニャーと言うだけガル。ともかく『ニャン氏の事件簿』は続編『ニャン氏の童心』も出てるみたいだし、これからが楽しみガルな!!
亮人::そうそう!ワールドカップでも得点したし、セネガル代表でも頑張ってもらいたいわ!!
ゲンキ君::!?!?ってそれは、サッカーのニャン選手だガル―!!表記ゆれで、ニアンやニアングとも呼ばれてる、セネガル代表サッカー選手!!
亮人::それはミステイク!許してニャンww
ゲンキ君::猫語を使ってもダメだガル!!もうやめさせてもらうわん!ガルガル!!

収録作品

  • ニャン氏登場
  • 猫目の猫目院家
  • 山荘の魔術師
  • ネコと和解せよ
  • 海からの贈り物
  • 真鱈の日

★★★★☆
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オフでHello

熊取町ブックオフにて。

『ホームズ』は、まずは本チャンの原典を全制覇してからじゃないと読めないなー。読まなきゃ!
『Hello』は、ラノベ読みVTuberの本山らのチャンがオススメしてはったやつ!なんか切ないSFちっくな設定のラブストーリーなんかな?楽しみだ!

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高橋良平編『伊藤典夫翻訳SF傑作選・最初の接触』

あらすじ
無辺の空間に茫漠とひろがるカニ星雲──その外縁部で銀色に輝く地球の宇宙船が遭遇した漆黒の異星船は、敵か味方か? SF界の重鎮によるもっとも有名なファースト・コンタクト・テーマの決定版「最初の接触」をはじめ、『呪われた村』のジョン・ウインダムの「生存者」、鬼才P・J・ファーマーの「キャプテンの娘」など、名翻訳家伊藤典夫が惚れこみ翻訳した宇宙SFの中から、SF評論の第一人者高橋良平が7篇を厳選。

亮人::どぅおもー!漫才風読書感想でーす!
使い魔・ゲンキ君::今回は、ハヤカワ文庫の新刊『伊藤典夫翻訳SF傑作選・最初の接触』だガル!!
亮人::面白かったー!50年代の翻訳SFが中心で、オレの好みにストライクやわ!
ゲンキ君::「伊藤典夫翻訳SF傑作選」は『ボロゴーヴはミムジイ』という時間・異次元テーマの巻がすでに出ているけど、今回はそれの第二弾で宇宙テーマの巻だガル。
亮人::異次元とかピンと来-へんかったけど、やっぱり宇宙はSFの王道やで!!
ゲンキ君::珍しく、新刊でも積読せずにスグに読んだガルな?
亮人::そりゃこの綺羅星のごとき作家のラインナップなら即読むやろ!今となっては単著で新作は出なさそうな、レジェンドなオワコン(?)SF作家ばっかりやしw
ゲンキ君::オワコン言うな!「終わったコンテンツ」じゃないガル!今読んでも充分楽しいガル!
亮人::この調子で雑誌掲載されたままで未書籍化の短編もっと復活させていってほしいな!!
ゲンキ君::まだまだ埋もれた作品はあるはずだガル!
亮人::ただ一つだけ苦言を。各短編の扉の作品解説。伊藤典夫氏の当時の作家説明が書いてあって、それも歴史的価値あるけど、当時から現在までの著者来歴とか書いて欲しかったな。それも必要やん?とくにオビで「SF基礎力養成講座」って謳ってるなら!
ゲンキ君::たしかに、現代の目から見ると説明不足の感じもあったガル。
亮人::まぁマイナス発言はそれくらいで、各作品を見ていってみよう!

ゲンキ君::かに星雲を探査していたら異星人と1stコンタクトしてしまう話だガル。異星人は友好的だったけど、このまま帰らしてしまうと、お互いのパワーバランスが崩れたとき侵略戦争に発展する可能性が高い。なので今のうちに相手の船を破壊すべきかとお互いに疑心暗鬼になる。別れるに別れられない状態になるガル。果たして解決策はあるのか?
亮人::ってか扉解説によると、本作にインスパイアされソ連でイワン・エフレーモフは「宇宙翔けるもの」書いたんやって!?エフレーモフ既読やけど、たしかに全く同じテーマの短編やったわ!
ゲンキ君::『世界SF全集』の第33巻「世界のSF短篇集 ソ連東欧篇」で読んだガルね。
亮人::しかしエフレーモフは疑心暗鬼なんて皆無やったで!「人類は分かりあえて共産主義ユートピア作れたし、異星人とも分かりあえる~」って友好一辺倒ハッピーハッピーやったな!やっぱり共産主義って神だわww
ゲンキ君::共産主義無神論者なのに「神だわ」とは、これいかに?
亮人::ってかエフレーモフなんて現在全作品入手困難ばっかりやんけ?解説で名前を出しても、これは不親切やんね?ぜひとも復刊を!!
ゲンキ君::ついでにマレイ・ラインスターも復刊してほしいガルな!
亮人::そうや!まれいたそ~の本も読みたいぞ!
ゲンキ君::そうそうそう、ダックスフントたそ~、ってコラ!声優の内田真礼の愛称は関係ないガルー!もう次の話に行くガル!

ゲンキ君::火星行きの宇宙船が姿勢制御ブースターの事故で止まれなくなる話ガル。なんとか火星の周回軌道には乗るが、助けが来るのは未定。14人の男と1人の女による極限状態が続くガル。食料が尽きるのはいつかというヒリヒリする話ガル!
亮人::ダークなオチやったけど、キレッキレやったな!導入部との落差も利いてて、上手いわ。
ゲンキ君::ウインダムは終末モノ破滅モノも得意な作家だし、積読を読んでいかないといけないガルな!
亮人::ウインダム、ただのカプセル怪獣のくせに、やるやんww
ゲンキ君::そうそうそう、ミクラスも行け~、ってコラ!ウルトラセブンの使役するカプセル怪獣・ウインダムは関係ないガル―!次の話!

ゲンキ君::αケンタウリへの超光速宇宙船のテストパイロット。しかし超光速状態に入ると、異様な体験が襲い掛かるガル。
亮人::自分の精神時間がとてつもなく遅くなって、一秒が二時間に感じるんよな。でも体は一秒のゆっくりペースでしか動かされへん。目的地まで6000年の体感時間をどうするんやー?!
ゲンキ君::ブリッシュは、宇宙大作戦の人だガルね。
亮人::でもこんなハードな設定のSFも書いてたんや!これはええやん!
ゲンキ君::積読の《宇宙都市》シリーズと『宇宙播種計画』も読まないといけないガルな!!
亮人::こんな面白い作家やったとはね。本作も「顧問退部」する話かと思ってたよww
ゲンキ君::そうそうそう、先生辞めないで~、ってコラ!「コモンタイム」だガルー!次の話!

ゲンキ君::とある船長の娘が低血糖で倒れて月の大病院に運ばれてくるところから話ははじまるガル。原因不明。しかもこの親娘、なぜか生魚臭い。そこに親娘の故郷の異星の宗教文化も絡んで、謎が謎を呼ぶ展開だガル。
亮人::ってかファーマーはマイフェイバリット作家やけど、やっぱり異星生物の生態を考えて描くのが本当に上手いよなー!代表的長編『恋人たち』もそうやし、短編集『奇妙な関係』でも色々な生態系を考えてたし!
ゲンキ君::本作も、奇妙な寄生生物がカギを握ってるガル。
亮人::ファーマーというだけあって農民の目線で生態を見てるんやなww
ゲンキ君::そうそうそう、この田吾作~、ってコラ!ファーマーは名前で、けっして農民や田吾作って意味ではないガルー!もう次の話!

  • 「宇宙病院」ジェイムズ・ホワイト

ゲンキ君::宇宙の全ての生物を診る宇宙総合病院の話ガル。とあるテレパス宇宙人が企画を持ち込んでくるガル。ある星の恐竜型生物に重大な秘密があるので、実験に協力してほしいと。でも内容は詳しくは言えないと。はたして重大な秘密とは?
亮人::ってかコレもったいぶるほどのネタか?テレパス宇宙人がイチイチ、プライドの高い秘密主義で鼻についたわw
ゲンキ君::でもそれにサポートで付くことになった若き地球人医師は好青年だったガル。
亮人::たしかに試行錯誤して、最後に機転の利いた答えを出したな。
ゲンキ君::最終的にはいい物語だったガルな!
亮人::まぁ作者も、ジェイムズ・ブラックと同じくらい紳士な人なんやろうなw
ゲンキ君::そうそうそう、見た目は子供~頭脳は大人~、ってコラ!ジェイムズ・ブラックは名探偵コナンに出てくるFBI所属の紳士、こっちはブラックじゃないジェイムズ・ホワイトだガルー!ご主人のボケには、目が白黒なるガルw では次の話!

  • 「楽園への切符」デーモン・ナイト

ゲンキ君::全地球人は管理されて画一的な精神で暮らしている未来世界ガル。しかし主人公は精神管理されておらず、自由を求めて封じられたゲートから逃亡。そのゲートっていうのは、未知の超技術宇宙人が置き遺した遺産のようなもの。超種族宇宙人を追い求める旅に出た主人公の行きつく先とは?
亮人::高みへ続く道とは何かを思索した名短編やったな!これはええ短編や!
ゲンキ君::ナイトは、SF評論家でもあり編集者でもあり、そして傑作短編も残してて、すごい人ガルな!
亮人::さすが「悪魔騎士」を名乗るだけあり悪魔的魅力があるなw
ゲンキ君::そうそうそう、じゃあ天使武者もいるのかな~、ってコラ!「デーモン・ナイト」を勝手に直訳するんじゃないガルー!次!

ゲンキ君::優美なクンダロア人と粗野なスコンタール人。星間戦争の末に両者は疲弊し、太陽系ソル連邦に支援を求めるんだガル。しかし優美なクンダロア人は地球人に気に入られ手厚い技術供与など受けるが、粗野なスコンタール人は拒絶される。果たして両星の発展の行く末は?
亮人::これは考えさせられる話やなー。技術供与という文化侵略やな。過去の歴史でも西洋文明がやってきたことやしな。アフリカとかに技術を伝える代わりに、文化まで西洋化させられて、アフリカ本来の文化が消えてしまったり。宇宙時代でもあってもおかしくない話やわ。どちらが幸せだとも一概に言われへんことやしなー。でも種族のアイデンティティを守ることは大事や!
ゲンキ君::アンダースンは、アイデアストーリーも書けるし、ハードなSFも書けるし、あらためてスゴさを感じて、さらに好きな作家になったガルな!
亮人::では最後に恒例の謎かけ行くで~!
ゲンキ君::これまた唐突ガルね。
亮人::「最初の接触」とかけて!
ゲンキ君::本作とかけて?
亮人::「視力が悪い野球選手」ととく!
ゲンキ君::目が悪い野球選手ととく?そのこころは??
亮人::どちらも「ファーストコンタクト(first contact/一塁手コンタクトレンズ)」するでしょう!!おあとがよろしいようで!!
ゲンキ君::あれ、今回はキレイな謎かけだガル!?こんな出来るのなら、未着手でたまったままの他の漫才風読書感想も早くやりなさーい!
亮人::視力だけに、「今日せぇ(矯正)」ってかww
ゲンキ君::もうやめさせてもらうわん!ガルガル!!

収録作品

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オフでセンチネル

羽倉崎のブックオフにて。

なんとなく思い立って、ブックオフ羽倉崎店に行ってきた!いい本があったぞ!『ガンダム・センチネル』ゲッター!Sガンダムとかで有名なやつ!なんでも権利関係がゴチャゴチャしてて、映像化とか出来ない作品らしい?グリプス戦役の直後の話みたいだし、好きそうな設定だ。レア本で、前から読みたかったのでラッキー!!
『ざるそば(かわいい)』は、かわいいざるそばが出てくると聞いて、読んでみたかったやつ!
『キミは一人じゃないじゃん』は、バーチャルラノベ読みYouTuber本山らのちゃんが初期にオススメしてて気になってたやつ!
キングレオの冒険』は、文庫化してたの知らなかった!?文庫化したら買おうと思ってたのに!見つけたから悪いけど即ゲッター!
『ニャン氏の事件簿』は、猫探偵?どういう設定か分からんけど、楽しそうだったのでゲッター!

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オフで阪堺電車

熊取町ブックオフにて。

久々にブックオフ行ってきた!
阪堺電車、ゲッター!たしか有栖川有栖先生の次の年に「大阪ほんま本大賞」を受賞したやつだっけ?大阪版本屋大賞的な。
阪堺電車は実は乗ったことないかも?見たことは普通に何度もあるけど。

エラリー・クイーン『Xの悲劇』

Xの悲劇 (創元推理文庫)

Xの悲劇 (創元推理文庫)

あらすじ
ニューヨークの電車の中で起きた奇怪な殺人事件。おそるべきニコチン毒をぬったコルク玉という新手の凶器が使われたのだ。この密室犯罪の容疑者は大勢いるが、聾者の探偵、かつての名優ドルリー・レーンの捜査は、着々とあざやかに進められる。“読者よ、すべての手がかりは与えられた。犯人は誰か?”と有名な挑戦をする、本格中の本格。

亮人::どぅおもー!漫才風読書感想でーす!
使い魔・ゲンキ君::今回はエラリー・クイーンの『Xの悲劇』だガル!
亮人::『Y』は読んだけど『X』はまだ読んでなかったから、ジグソーハウスさんで買ったんよなー!
ゲンキ君::引退したシェイクスピア俳優のドルリー・レーン氏が名探偵の四部作だガルね。
亮人::今回も面白かったわー!電車の中で、毒針付きコルク玉をポケットに仕込まれた殺人。容疑者は不特定多数。その中から、一人の犯人を導くロジックがほんまに素晴らしかったわ!。
ゲンキ君::まさかアノ人物が!?
亮人::普通に流して読んだ部分にもヒントが隠されてたり!?それまでに出てきた描写(手掛かり)を過不足なく使って、理論的な筋道で犯人までたどり着くんやから、気持ちいいロジックやわ!
ゲンキ君::驚きの連続だったガルね!
亮人::ただレーン氏の完璧主義がちょっと鼻についたかもなー。
ゲンキ君::たしかに犯人の容疑を完璧に固めるまで秘密主義を貫いて、その結果犠牲者が増えた面もあったガルな。
亮人::犯人なんて、ちょっとアヤシイ容疑の時点でリンチにしたったらええねん!!法律はあとから付いてくるww
ゲンキ君::メチャクチャだガル。
亮人::とにかく、面白かったし歴史に残る傑作やったことは確かやわ!
ゲンキ君::『Z』と『最後の事件』も早く読みたいガルな!
亮人::とろこで聞いてくれる?オレにも「Xの悲劇」があったねん!?
ゲンキ君::Xの悲劇が起こったガルか?
亮人::そうそう、オレのお気に入りのブーツがあるんやけどな。冬用やから靴箱にずっと収納してたんよ。そしたらカビだらけになってた!!梅雨の間も「換気」してなかったからなー。だれも注意「喚起」してくれへんかったからーw
ゲンキ君::ダジャレやめるガル!ってかその話のどこが「Xの悲劇」だガル?
亮人::これがホントの「えぇ靴の悲劇」ww
ゲンキ君::やっぱりダジャレだガル!ダジャレ禁止!このアホ!バカタレ!!
亮人::靴だけに「踏んだり蹴ったり」な言いようww
ゲンキ君::もうやめさせてもらうわん!ガルガル!!!
★★★★★
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宮で接触

最寄りの宮脇書店にて。
高橋良平編『伊藤典夫翻訳SF傑作選 最初の接触 (ハヤカワ文庫SF)
ハヤカワ文庫の新刊、高橋良平・編『伊藤典夫翻訳SF傑作選・最初の接触ゲッターロボ!このラインナップの豪華さに感涙!特にファーマーとアンダースンは大好きだから歓喜!もっと雑誌に載ったまま書籍化されてない作品を文庫化してほしい!

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米澤穂信『本と鍵の季節』

本と鍵の季節

本と鍵の季節

あらすじ
堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門(しもん)と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが……。
放課後の図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。
爽やかでほんのりビターな米澤穂信の図書室ミステリ、開幕!

亮人::どぅおもー!漫才風読書感想でーす!
使い魔・ゲンキ君::今回は、米澤穂信先生の新刊『本と鍵の季節』だガル!!
亮人::どうでもいいけど最近、米澤穂信先生本人にTwitterフォローされてビビったわwwオレからフォローは前からしてたけど、先生からフォローされるとは思ってなかった!?
ゲンキ君::それは驚きガルね!?
亮人::先生のRTをオレも再RTしただけなんやけどなー。でも嬉しいんやー!!これからも先生のファンを続けていくで~!!
ゲンキ君::ということで本書。高校の図書委員である堀川次郎と松倉詩門が図書室に持ち込まれる謎を解き明かしていく日常ミステリ連作短編集だガル。
亮人::雑誌掲載時に数編は読んでたんやけど、まさか全部が繋がったらこうなるとは!?
ゲンキ君::図書室での単発の謎の推理を重ねていく。そしてその一つ一つが最後の大きな謎を解くのに全てがカギとなり、この結末に繋がるのは流石だガルね~。
亮人::憧れの先輩が祖父の残した金庫の暗号を解いてくれと謎を持ち込んでくる「913」、連れ立って行くことになったオシャレ美容室の店内の様子が何かおかしくて推理する「ロックオンロッカー」、不良の兄の職員室侵入の疑惑を晴らしてほしいという弟からの依頼「金曜に彼は何をしたのか」、自死した生徒が遺書を挟んだはずの最後に読んでいた本を探る「ない本」、どれも真っすぐには終わらずにビターな後味を残すねんな。これぞ米澤穂信先生!!
ゲンキ君::そして最後の「昔話を聞かせておくれよ」と「友よ知るなかれ」で堀川次郎と松倉詩門自身の謎に向き合うことになるガル。
亮人::まさか図書室の日常の謎と思ってたら、こんなにシリアスな終着点まで来てしまうとはなー。
ゲンキ君::やっぱり米澤先生は青春のキラキラだけじゃないシリアス面を描くのが上手いガルね!
亮人::素人探偵が首を突っ込んで相手の秘密を明かすという破廉恥さに逡巡するのも、多くの米澤作品に共通するテーマだし、読み応えがあるわ!
ゲンキ君::米澤先生の美点が集まった、新たな代表作といってもいい作品だったガルね!!
亮人::はーい、漫才風読書感想なのに今回はまだ一回もボケてないから、最後に謎かけ行くで~ww
ゲンキ君::これまた唐突ガル。。。
亮人::本書とかけて!
ゲンキ君::『本と鍵の季節』とかけて?
亮人::「冬の日本海へ温泉旅行に行ったOL三人組が夕食をいただきながら思わず口から出てしまった言葉」ととく!
ゲンキ君::「冬の日本海温泉」ととく?そのこころは??
亮人::どちらも「ホント蟹の季節」とつぶやくでしょうwwおあとがよろしいようで!!
ゲンキ君::OL三人組とかムダな設定いらないじゃないかガルー?本当にご主人はバカだガルね!
亮人::これだけネタ出てくるの待ったらバカにもなるよね!蟹だけに「待つバカに(松葉蟹)」なんちゃってww
ゲンキ君::もうやめさせてもらうわん!ガルガル!!

収録作品

  • 913
  • ロックオンロッカー
  • 金曜に彼は何をしたのか
  • ない本
  • 昔話を聞かせておくれよ
  • 友よ知るなかれ

★★★★★

スカイオで恐竜展~高島屋でヴィタメール~ジュンク堂~OCATで担々麺~ポスト舎でガラスペン~ジグソーで丑の刻~らんぷ亭でトルコライス~サンマルクカフェ

恐竜展デートしてきました!一緒に行く予定の彼女に、しつこい風邪があったりで日程調整は難航したけど、なんとか今日行けた!
まずは阪神難波駅で集合。そのまま、なんばスカイオへ!
大恐竜展Inなんば〜よみがえる地球の絶対王者!去年に出来た商業ビル「なんばスカイオ」のホールだから南海難波駅直結で非常に行きやすい場所!最大の見物はティラノサウルスの実物大ロボット!この迫力には、そこらの子供たちも大号泣だった!?「ママが食べられる〜」って泣いてた子は可愛かったけどねw ほかにも地元から出たアンモナイトや恐竜のフンの化石など、見どころがいっぱいだった!記念写真も買ったし、楽しかった!

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お次は高島屋のデパ地下へ。ホワイトデイのお返しをまだ渡せてなかったので!ヴィタメールのマカダミアショコラをプレゼントした!そしてついでに母の日のプレゼントも買った!マドレーヌ!
湊町へ移動。いまだに思うけど、JR難波駅は難波じゃないと思うんだ。湊町だろ?歩いて行くの、遠すぎる。ということでJR難波駅近くのジュンク堂へ。いろいろ見て回って、確認したかったことも出来て、満足してランチへ。
ランチは、OCATの中国酒家・朝陽閣へ。オレは、担々麺と炒飯のセットを頼んだ!美味しかった!一緒の彼女が頼んだ天津飯とリンゴ丸ごとシャーベットも美味しそうだったし!そして食後の持ち帰りコーヒーも無料だった!?これはビックリ!いい店だ!
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地下鉄で移動。四つ橋線で本町へ。靭公園近くにある、ポスト舎さんへ!手紙とガラスペンがテーマの雑貨店!テレビでやっててチェックしてて、彼女に紹介したかった店。店内では窓辺の席で靭公園の緑を見ながら、ガラスペンで手紙も書ける!手紙を書いてたら、お茶とチェコのお菓子も出してくれたり!?優しい!旧東ドイツチェコのレトロ雑貨もあったりして、店内は本当に飽きない!店長のハリネズミ君(名前はフォコさん)もいて挨拶させてもらったし!かわいかった!楽しかった!彼女は手紙を書いて、ガラスペンを気に入ったと言ったので、前の東京土産のお礼にオレがプレゼントした!
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お次は久々にジグソーハウスさんに行ってきた!天神橋筋商店街からちょっと行ったところにある、SFミステリ幻想などのジャンルしか置いてない古本屋さん!ってか久々すぎだ!次はもっと短いスパンで行きたい!

イワン・エフレーモフ『丑の刻』!旧ソ連の作家で、作中の未来の地球では共産主義ユートピアが完成されて繁栄してる未来世界の話。エフレーモフは短編「宇宙翔けるもの」が大好きなのでコレも欲しかったの!ハヤカワ文庫にもなってない本だしね!光瀬龍萩尾望都『宇宙叙事詩』!ってかジグソーさんの通販サイトに出たのを見て、直で連絡してお取り置きしといてもろたやつw!光瀬の宇宙詩的中編に萩尾の美麗イラストが付いた奇跡のコラボ!存在は知ってたけど、実物を見たの初めてだったから、感涙しかけたよ!!野田昌宏『キャベツ畑でつかまえて』!野田大元帥がフジテレビから独立して作った制作会社・日本テレワークでSF的色々が起こる、ノンフィクション風SFなのかな?表紙のガチャピンがカワイイね!たしかガチャピンって野田大元帥をモチーフに作られたんだっけ?ということでこの四冊!あとは店長さんとわにさんと話もさせてもらって楽しかった!ありがとうございました!!

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ディナー。天神橋筋商店街のグリルらんぷ亭さんへ。ジグソーさんの後は必ずココへ行ってるくらい好きな店。今回は、オレはトルコライスを、彼女はボルガライスを頼んだ!オムライスにカツが乗ってるのはどちらも同じだけど、中身が違う。トルコライスの中はカレーピラフで、ボルガライスの中はケチャップライス。どちらも安定で美味しかった!美味しいのに安いし、本当に好きな店!
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最後にサンマルクカフェでトーク。漫画の交換とかをしたり。そして少し早めの誕生日プレゼントももらった!!パピヨン犬のスマホスタンド!!カワイイ!!ゲンキ君が支えてくれてるみたい!しっかりした木で暖かみあるし!ちゃんと充電を通す穴もあるし!やったー!ありがとう!
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ということで解散。最後に彼女の帰りである、JR神戸線が人身事故というトラブルもあったけど、まぁ無事に帰れたし、全部楽しかったから良し!いい一日だった!!