名江ゆうな『ディア・プロキシマ―灰都・イギリス―』全3冊
ディア・プロキシマ―灰都・イギリス 第一章―
作者:名江ゆうな
出版社/メーカー:proxima
発売日:2019/09/08
メディア:文庫判(A6)
ディア・プロキシマ―灰都・イギリス 第二章―
作者:名江ゆうな
出版社/メーカー:proxima
発売日:2020/01/19
メディア:文庫判(A6)
ディア・プロキシマ―灰都・イギリス 第三章―
作者:名江ゆうな
出版社/メーカー:proxima
発売日:2020/09/06
メディア:文庫判(A6)
亮人::どぅおもー!漫才風読書感想で〜す!
使い魔・ゲンキ君::今回はサークル「proxima」の名江ゆうなさんの『ディア・プロキシマ』だガル!「灰都・イギリス編」の全3冊を読んだガル!
亮人::9/25の文フリ大阪でgetした本やな!
ゲンキ君::それで内容はどうだったガルか?
亮人::メッチャ面白かったんよ!!これがもう!!今回の文フリの公式サイトでネットカタログの事前チェックしてて、一番に期待してたサークルさんやったんやけど、ほんま間違いなかった!期待以上!!今回の文フリのナンバーワン!
ゲンキ君::そこまで当たりだったガルな!
亮人::まずスチームパンクSFという設定がホンマ好き!オレのド真ん中やった!正確にはこの世界、蒸気じゃなくてゼンマイ動力が主軸やけどな。
ゲンキ君::第一次大戦前夜、世界中で大災害「裁き」が起こって、電気の文明は後退してしまうガル。そして電気の代わりにゼンマイ動力によって世界は再始動。そんなロンドンが舞台だガル。
亮人::もうこれだけで好きな要素が満タンや!最高やった!
ゲンキ君::主人公は大学院生のクリートとそのメイドのネイト。この主役二人のキャラクタも良かったガルな!ゼンマイ少女を助けたことで戦いに巻き込まれるガル。
亮人::秘めた創造の力のクリートと投げナイフのネイトによる戦闘シーンがカッコええんよ!ラノベ的なキャラクタ小説としてもグッドや!
ゲンキ君::ストーリーは、1巻のロンドンから2巻では機関車での旅路となり3巻でマンチェスター決戦となるガル。
亮人::この冒険感も楽しかったわ。この機関車がゼンマイ駆動ってことで、SL(SteamLocomotive)ではなくML(MainspringLocomotive)と呼ばれてるという世界観の細かな設定も心くすぐるし!
ゲンキ君::マンチェスターでは最後の強大なボスと対決。
亮人::手に汗握る展開の連続やった。ラストがクリートではなくああいう決着なのは、今後の続巻でさらなるクリートの成長があるのか?そのへんも楽しみやわ!
ゲンキ君::続巻で『ユトレヒト編』がまだ3冊出ているみたいなので、これは絶対にgetしなければならないガルな!
亮人::そうなんよ。ってか今回の文フリ大阪でユトレヒト編まで買っておけばよかったと今後悔してるくらいや。
ゲンキ君::ということで本当に好きな要素いっぱいで楽しい、そして面白い小説だったガルな!!
亮人::うん!ゼンマイの少女といえば某翻訳SF小説の某バチガルピの某『ねじまき少女』が思い浮かぶ人が多いんやろけど、ハッキリ言うてアレよりよっぽど面白かったよね。ヒューゴー賞なんて、なんぼのもんじゃい!
ゲンキ君::某の意味ない、名指し!?ご主人はアノ話、苦手だったガルな。
亮人::あんな辛気臭い話より、こっちの活劇の方がよっぽどええ。
ゲンキ君::まぁあっちは社会問題の提起がテーマだったガルしな。暗くても、しょうがない。ってか別作品を落としてコッチを上げるという読書感想はあまりいいものじゃないガルよ?
亮人::スイマセン!
ゲンキ君::えらい素直だガルな?
亮人::スイマセン!心を入れ替えます。アタマのネジも巻き直します。ゼンマイだけにw
ゲンキ君::全く反省してないや〜ん!
亮人::土下座して謝ります_(┐「ε:)_
ゲンキ君::これって土下座の顔文字だったガルか?
亮人::あー土下座じゃなかった。これは寝転ンドンねんwロンドン編だけにw
ゲンキ君::ちーん。
亮人::なんしか本書はスチームパンクSFのガジェットの料理の仕方が上手い!テーマの捌き方は名料理人並み!ええコックや!英国だけにw
ゲンキ君::もうやめさせてもらうわん!ガルガル!!!