(SFマガジン1996年9月号収録)
今回も、雑誌に掲載されたまま本になってない未書籍化SF短編。
平和アストラ軍と侵略軍の月戦争。静かの海の戦い。マークⅢヴァルキリー・コンバット・アーマー・スーツで侵攻する主人公。しかし背中に打撃を受け行動不能に。酸欠での死を待つばかり。そこで目にする戦争の現実。戦争の中では一個人の死なんて顧みられるはずもなく、大きな戦争記念碑の中に一括にされる。というメタファが効いた小品。面白かった。
スティールはキャプテン・フューチャーの新シリーズも積読してるので楽しみ!