くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

白樺あじと『冬が嫌いな殺し屋の冬』


冬が嫌いな殺し屋の冬
作者:白樺あじ
出版社/メーカー:シーラカンス・バカンス
発売日:2018/11/25
メディア:文庫判(A6)

本膳貴也は寒いのが苦手で、インターネットに疎く、仕事先でうっかり傘を忘れる、どこにでもいる平凡な男だ。職業が殺し屋ということを除いては。『組織』の依頼で人を殺すことを生業とする本膳は、日々の糧を得るために、今日も今日とて仲介人の刑部に命じられて仕事をこなす。だがしかし、今回の仕事はどこか変だった。標的の女性には命を狙われるような動機が見当たらない。不思議に思う本膳だったが、更にその依頼人も自殺をした、と聞いて疑念を深める。いや、まあそれでも標的は殺すのだけど。仕事だし。謎を解くより、人を殺すほうが得意のマイペースな殺し屋が主人公のミステリー、開幕。

亮人::どぅおもー!漫才風読書感想でーす!
使い魔・ゲンキ君::今回は、文フリでgetした同人誌、シーラカンス・バカンスの白樺あじとさんの『冬が嫌いな殺し屋の冬』だガル!
亮人::この作家さんは、丁寧なロジックのミステリを得意とされてて、オレも何冊か拝読したけどメッチャ好きになってるねん!だから残りの積読を大事に読んでいってる!
ゲンキ君::今作は、殺し屋が主人公だガルな。
亮人::意外な主人公や。
ゲンキ君::殺し屋の本膳は、今日も仕事に向かうガル。ターゲットは火災事故で天涯孤独になった主婦。不審に思いつつも仕事をこなすガル。
亮人::しかしこのターゲット、引きこもり状態で恨みを買うこともない人物なのに、なぜ暗殺依頼されたのか?この謎を与えられたファクターからロジカルに推測していくんよな!
ゲンキ君::鮮やかなホワイダニットの推理だガル!
亮人::殺し屋が探偵役という意外性も面白いしなー。
ゲンキ君::やはりこの作者さん凄いガル!
亮人::やっぱり好きな作家さんやわ!あと毎回言うけど、この中編1冊の同人誌が100円というのも驚きやねん!いくら文庫サイズで薄いといえども、この作品のクオリティで100円は安すぎる!もっとお金を払わせろ!!
ゲンキ君::そうだガル!
亮人::なんしか今回も面白い作品を読ませてもらいました!残りのストックも近々読むぞー!
ゲンキ君::ところで今日はネタには行かないガルか?
亮人::うぉんちゅー!君のハートにレボリューション☆
ゲンキ君::また突然に?!
亮人::ショートコント「殺し屋」!
ゲンキ君::今回は「ゴー☆ジャス」のネタをパクってくガルね?
(参考文献)

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亮人::「お前を殺す!」「うわー殺されるー」「覚悟―!」「はっ、殺し屋め―」はっころしやー、はころしや、はくろしあ、「白ロシア」!!そーれ!ここ白ロシア!!
ゲンキ君::「白ロシア」って、今でいう「ベラルーシ」のことじゃないかーい!
亮人::ショートコント「迷探偵」
ゲンキ君::まだあるガルか?
亮人::「犯人はお前だ!!」「いやオレにはアリバイがある!」「え?」「名誉棄損だ!訂正しろや!!」しろや、ろしや、ろしあ、「帝政ロシア」!!そーれ!ここ帝政ロシア!!
ゲンキ君::訂正しろや……ってただのロシアじゃなく、昔のロシアかーい!
亮人::こんな展開、ファンタスティック☆
ゲンキ君::もうやめさせてもらうわん!ガルガル!!!
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