くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

有栖川有栖『海のある奈良に死す』

海のある奈良に死す (角川文庫)

海のある奈良に死す (角川文庫)

あらすじ
半年がかりで書き上げた長編が、やっと見本になった!推理作家・有栖川有栖は、この一瞬を味わう為にわざわざ大阪から東京へやってきたのだ。珀友社の会議室で見本を手に喜びに浸っていると、同業者の赤星学が大きなバックを肩に現れた。久しぶりの再会で雑談に花を咲かせた後、赤星は会議室を後にした。「行ってくる。『海のある奈良』へ」と言い残して…。翌日、福井の古都・小浜で赤星が死体で発見された。赤星と最後に話した関係者として、有栖は友人・火村英生と共に調査を開始するが―!?複雑に絡まった糸を、大胆にロジカルに解きほぐす本格推理。

亮人::どぅおもー!漫才風読書感想でーす!
使い魔・ゲンキ君::今回は有栖川有栖『海のある奈良に死す』だガル!
亮人::これでオレ読んだの、有栖川有栖作品6冊目で、《作家アリス&火村英生》シリーズ4冊目やな。
ゲンキ君::アリスの作家仲間が、取材旅行で「海のある奈良」へ行くと言い残して殺される。ということで「海のある奈良」と呼ばれている福井県小浜市へ向かうアリスと火村の話だガルな。
亮人::そしてそこで繰り広げられる小浜と奈良の繋がりなど旅のウンチクが楽しい!
ゲンキ君::やっぱりこのシリーズはこういうウンチクが読み所だガルな!
亮人::ってか、小浜と奈良が地下水脈ワームホールで繋がっていたとは知らんかったわwww
ゲンキ君::現実には繋がってないからー!?詳しくは本編を読んでね!そして起こる第二の殺人ガル。
亮人::これが…。現代っ子からしたら、完全に古びているネタやんなー。「ビデオの爪をセロハンテープで埋めたら上から録画できる」とか今の子ポカーンやろ?このユーチューブ時代に!!ってか「サブリミナル効果」で被害者を死へ誘導とか本当に成立するのか?確実性ある?でも全体としては面白かったからヨシ!
ゲンキ君::最後の真相の、小浜ではない「海のある奈良」も意外性があって良かったしね!やっぱりこのシリーズ、楽しいガル!!
亮人::ところでこの前ねー、オレも奈良に行ってきたんよ。寿司が旨かった!ウニが最高で。一杯こぼれたウニの上にさらに寿司が乗ってて~。
ゲンキ君::海から遠い奈良に、そんな海産物あるんだガルか?
亮人::これがホントの「ウニのある皿に寿司」なんちゃってww
ゲンキ君::それが言いたかっただけかーい!いっぺん海のある奈良に死を見にいってこいガル!
亮人::奈良だけに「こーとー(古都)無稽」な話でしたww
ゲンキ君::もうやめさせてもらうわん!ガルガル!!!
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