くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

法月綸太郎『密閉教室』

密閉教室 (講談社文庫)

密閉教室 (講談社文庫)

あらすじ
早朝の教室で、高校生中町圭介は死んでいた。コピーの遺書が残り、窓もドアも閉ざしてある。しかも異様なことに四十八組あったはずの机と椅子が、すべて消えていた。級友工藤順也がその死の謎に迫るとき次々現れた驚愕すべき真相とは?精緻な構成に支えられた本格推理の力作。

亮人::どぅおもー!漫才風読書感想でーす!
使い魔・ゲンキ君::今回は法月綸太郎のデビュウ作『密閉教室』だガル!
亮人::新本格とかミステリをメッチャ読んではるフォロワーさんも推してらしたから、読んでみた!
ゲンキ君::そういう人たちって、みんなエラリー・クイーン好きだガルね!
亮人::パズルがカチッとハマるような推理で気持ちイイもんなー!オレも好きやな!
ゲンキ君::といいつつも御主人はまだクイーンは一冊しか読んでないガル!?
亮人::すいません。読もうとは思ってるんやけど、まだ『Yの悲劇』だけしか読めてません。追々集めていくつもりなんやけどね。
ゲンキ君::それは置いといて、『密閉教室』!
亮人::高校の教室で見つかった男子生徒の死体。しかも密室状態。そして教室のイスと机はなぜか全て消失している。これだけでワクワクの謎やよなー!
ゲンキ君::探偵小説マニアの主人公・工藤君が謎を追いかけはじめるんだガル。
亮人::これが素人探偵気取りで結構イタイw
ゲンキ君::ふつう事件があったら警察や教師の前でああもガサゴソうろつけない気もするけど、ガンガン事件に取り入っていくガル。
亮人::米澤穂信先生の《小市民》シリーズの主人公・小鳩君の描かれていない過去も、あんな感じだったんじゃないかなーと勝手に連想してしまったよねw
ゲンキ君::そして終盤では二転三転する展開!
亮人::まさか工藤君があんなことになるとは想像してなかったよ!そして推理以上にさらに展開していく物語!楽しい!
ゲンキ君::結論で全ての伏線がキレイに繋がるオチも気持ちいいガルね!
亮人::それにしても教師含めて学校で死体を前にしていろんな人が陰でガサゴソする学校ってイヤだなーw
ゲンキ君::死体を見つけても逡巡なく、いろいろ悪だくみ工作していくスタイルだガル。
亮人::これが新本格ミステリなんかー!
ゲンキ君::ところで御主人は『密閉教室』の続編を思いついたとか?
亮人::そうそう!次の舞台は、スパイ養成学校での密室事件!
ゲンキ君::ってそれは「密偵教室」だガルー!
亮人::じゃあ、生命保険金目的での殺人の勉強する「ニッセイ教室」!
ゲンキ君::なんで日本生命だけ限定なんだガルー!
亮人::じゃあ、お坊さんによる殺人「密青教室」ってのは?
ゲンキ君::高野山真言宗密教の勉強をする青年住職の集まり「密教青年会」略して「密青」なんて、誰が分かるんだガルー!?御主人の叔父さんが真言宗の寺の住職だから知ってるだけで、真言宗の業界用語なんて他に誰が分かるんだガルー!
亮人::ちーん!
ゲンキ君::もうやめさしてもらうわん!ガルガル!!
★★★★★