2018-12-14 森泉岳土『セリー』 漫画 セリー (ビームコミックス)作者: 森泉岳土出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/09/12メディア: コミックこの商品を含むブログ (2件) を見る表題作、泣けた!ロボットSFということでいいのかな?何かの災禍で人類がほぼいなくなった世界。シェルターで、男一人と女性型アンドロイド・セリーだけ。書庫の本をひたすら読む二人。静謐な描写に温かさと悲しさが同居してるように感じた。トーンなどが少ない線だけの絵の書き方も透明感があって、雰囲気でてた。終わり方も次の世界が見えるようで良かった。 併録短編の「手牛の血」は、ファンタジー世界の不条理な力と悲しみ。独特の世界観だなー。 エッセイ連作「あの日あなたと」の3編は、旅をテーマにしている。ってか作者さんって、大林宣彦監督の義理の息子なんか!?知らなかった! 貸してもらった漫画だけど、いつものオレの選書と違った角度で、新しい風を吹かしてもらった!良かった!