くじら座タウ星府立大学SF研究会

主に読書(SF中心)について書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。

森泉岳土『セリー』

セリー (ビームコミックス)

セリー (ビームコミックス)

表題作、泣けた!ロボットSFということでいいのかな?何かの災禍で人類がほぼいなくなった世界。シェルターで、男一人と女性型アンドロイド・セリーだけ。書庫の本をひたすら読む二人。静謐な描写に温かさと悲しさが同居してるように感じた。トーンなどが少ない線だけの絵の書き方も透明感があって、雰囲気でてた。終わり方も次の世界が見えるようで良かった。
併録短編の「手牛の血」は、ファンタジー世界の不条理な力と悲しみ。独特の世界観だなー。
エッセイ連作「あの日あなたと」の3編は、旅をテーマにしている。ってか作者さんって、大林宣彦監督の義理の息子なんか!?知らなかった!
貸してもらった漫画だけど、いつものオレの選書と違った角度で、新しい風を吹かしてもらった!良かった!