くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

野田昌宏『銀河乞食軍団(1)―謎の故郷消失事件―』

あらすじ
もと《星潮》星系基地司令官である《頭目》ムックホッファ、もとオデッセウス級巡航宇宙艦機関長であるロケ松、坊主あがりの《和尚》に孤児のピーター……へんぴな自治星系《星涯》で星系政府や大手貨物業者相手に突ッぱる彼らを人呼んで《銀河乞食軍団》。ひょんなことから小娘パムの故郷探しにつきあううちに、乞食軍団はやがて宇宙規模の大事件の渦中へと――スペース・オペラの第一人者が満を持して放つ一大巨篇開幕!

亮人::銀乞!!
使い魔・ゲンキ君::ついに読みはじめたガルな!
亮人::シリーズ全21冊のうち半分くらいまで集めてたんやけど、残りは図書館の除籍本で穴埋めしてしまったんよなー。
ゲンキ君::本書も図書館除籍本ガル。
亮人::図書館除籍本は、表紙のコーティングが外せないから古本として価値を認めへんよ!
ゲンキ君::特に御主人みたいな古本美品主義の人にとってはねwガルガルw
亮人::追々ちゃんとした本でコンプする予定。
ゲンキ君::ということで野田大元帥の銀乞だガル!
亮人::キャプテン・フューチャーの翻訳でもおなじみの野田大元帥やけど、創作でも翻訳以上に野田節が発揮されてて楽しい!
ゲンキ君::まず基本設定は、退役軍人のムックホッファとロケ松が設立した、難破などの宇宙船の残骸からパーツを再利用するジャンク屋が舞台ガル。
亮人::ジャンク屋だから乞食軍団!
ゲンキ君::でもジャンク屋といえど巨大宇宙船を持ってたり大企業だガル!
亮人::そんな乞食軍団に美少女パムが飛び込んできて、故郷タンポポ村が謎の消失をとげたから助けてくれと。
ゲンキ君::そしてタンポポ村の消失を教えてくれた老人の救出ミッションというスリリングなスパイアクションな話になって、最後は謎の組織に封鎖されたタンポポ村の現地に突入して第1巻は終わりガル。
亮人::タンポポ村の現状が露わになるラスト一行が衝撃的やけど、そこに至るまでが本当にスルスルと読める。
ゲンキ君::さすが大元帥だガルね!
亮人::用語の使い方も大元帥らしくって大好き!
ゲンキ君::乞食軍団のある星系は《星涯(ほしのはて)》とか和風テイストで、セリフも江戸っ子調だし、これぞ野田節だガル!
亮人::まだまだストーリイは導入部分やから、第一部全11冊をちびちび読んでいきます!
ゲンキ君::ところで、本書の挿絵のロケ松がどう見ても野田さんの顔なんだがガル?
亮人::下の写真を参照。
ゲンキ君::これは驚いたガルね!御自分を投影なさってたのかガル?
亮人::もっと髪を横に束ねてるみたいな姿かと思ってたよ!これぞまさに「古事記軍団」ww
ゲンキ君::なんで角髪(みずら)だガル!もぅええわ!ガルガル!!
★★★★★