- 作者: 円居挽,くまおり純
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/03/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (10件) を見る
あらすじ
「ルヴォワール」シリーズ最終章!京都・鴨川で龍樹家当主・落花が水死体で見つかり、死の謎を巡って私的裁判・双龍会が開かれる。落花の妹・龍樹撫子は、兄・大和を姉殺しの真犯人として告発、弁護役の元恋人・城坂論語と対決することに。一方、龍樹家の龍師・御堂達也と瓶賀流は、落花の死の謎を探るうち、京都一の権力者・黄昏卿と遺伝子研究の病院との関係を掴む。双龍会で暴きだされる真相とは――?
落花の死という衝撃的なプロローグで幕を開けた《ルヴォワール》四部作の最終巻。黄昏卿の現実改変能力というジョーカーを巧みに利用した構成のトリックで、まんまと出し抜かれました。既刊からお馴染みの「双鴉の計」をここでも再登場させるのだが、見事に決める超絶技巧。お見事!キャラクタたちも冴えてるし、これで終わらせるのはモッタイナイ!!当初の構想の全十部作で全然よかったのに!とりあえず、大傑作の完結ありがとうございました!!adieu!!
追記:読書メーターの読友さんが読了なされているのを見て、あわてて図書館で借りてきました(このシリーズは、はじめ図書館で借りたので版型を合わすために図書館で講談社BOX読んで、文庫で買うというパターンなんです。スイマセン)。
追記2:とりあえず完結が悲しい。ほんまに楽しい知的ゲームな小説だったので。キャラクタもみんな好き。全4部作で、それぞれのキャラクタにスポットが当たったのも良かったですかね。とりあえず、次回作に期待!『野性時代』に短篇は掲載されたことあったので、それを読んで飢えを凌いでおきます。。。
★★★★★