- 作者: 円居挽,くまおり純
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/11/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あらすじ
ミステリーファン待望の「ルヴォワール」シリーズ第3弾登場! 京都・河原町今出川にある妖しき寺・大怨寺で殺人が起きる。容疑者とされたのは、龍樹家の龍師・御堂達也。彼の処遇をめぐって私的裁判「双龍会」が開かれるが、それは壮絶なサバイバルゲーム「権々会」へのプロローグに過ぎなかった。達也はある復讐を胸に大怨寺に乗り込み、権々会へ挑む――果て無き騙し合いの勝者は?
《ルヴォワール》シリーズ第三弾。今回は私設裁判・双龍会が前座で、本番である鉄火場・権々会がクライマックス。双龍会の丁々発止の騙り合い裁判がこのシリーズの目玉なのにと落胆もしたが、バクチ打ちも私設裁判と相似点がありブラフの掛け合いを結局楽しんだ!前作から思わせぶりで放置されていた伏線である御堂達也の復讐もやっと回収。手に汗握る展開の連続で大満足。ラストの大仕掛けの物理トリックも、あれ(山)が伏線だったと全く目を付け損ねていたので、痛快!キャラ小説としては、流がカワイイの一言!!!!エピローグで話は大きく動き、続巻も非常に気になるので、四部作最終巻(?)『河原町ルヴォワール』も楽しみだ!!
★★★★☆