くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

ラヴィ・ティドハー『革命の倫敦―ブックマン秘史1』

革命の倫敦(ロンドン) (ブックマン秘史1)

革命の倫敦(ロンドン) (ブックマン秘史1)

あらすじ
詩人の青年オーファンは、古書店に勤めながら世に出るチャンスをうかがっていた。時代は、人ならざるものが統べる異形のヴィクトリア朝英国、モリアティ教授が首相を務める政権へのレジスタンス運動が激化していた。そんななか本に仕込んだ爆弾を用いる〈ブックマン〉によるテロが発生、恋人を喪ったオーファンは大きな時代の流れに巻き込まれていく……。ヴィクトリア朝オールスターキャストで贈る冒険SF三部作開幕!

某所で「イギリス版・銀魂」という所見を見たが、まさに言い得て妙w。ちなみに、銀魂っていっても、ギャグ要素は一切ナシのシリアス回ですよー笑。 ヴィクトリア時代スチームパンクを舞台に、トカゲ宇宙人のヴィクトリア女王をはじめホームズからヴェルヌからバイロン卿までオールスター総登場で、さらにトカゲ人と機械人形と人間の思惑が入り乱れ、謎の存在・ブックマンに運命をもてあそばれる。もうこれだけでわくわくが止まらんよ!!実はホームズなどなどサワリくらいしか触れてない自分だけど知識が乏しくても、冒険譚としても最高に楽しめるエンターテイメント。作者は、イスラエル出身なのに英語で本を書いてるっていう奇妙な所もオモロイね。次巻は12月らしいが楽しみ!!
★★★★★