コナン・ドイル『シャーロック・ホームズの冒険』
- 作者: コナンドイル,Arthur Conan Doyle,延原謙
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1953/04/02
- メディア: 文庫
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あらすじ
ロンドンにまき起る奇怪な事件を追って神出鬼没する名探偵シャーロック・ホームズは、その怜悧な推理と魅力的な個性で読者を魅了する。近代探偵小説を確立したホームズ物語の第一短編集。赤毛の男が加入した奇妙な組合のからくりを追う『赤髪組合』、乞食を三日やったらやめられない話『唇の捩れた男』など10編。意表をつく事件の展開、軽妙なユーモアがあふれる作品集である。
初ホームズ。ミルキィホームズなら詳しいんだけどね笑!しかし本家も、これはよいキャラクタ小説ですね!ヴィクトリア時代の小説なので、現代ミステリのような読者に対するフェアネスは担保されていない気もするが、探偵としての魅力が全面に出ており楽しい。「唇の捩れた男」などの意外性や「青いガーネット」「椈屋敷」の日常の謎など、いろいろなパターンが楽しい。ホームズが負ける展開もあって、びっくりした!?「まだらの紐」あたりは、時代性もあるんだろうけど、トリックにズコーってなったwご愛嬌ご愛嬌!「オレンジの種五つ」では、あの有名な秘密結社クー・クラックス・クランと戦っていたり、熱い展開も嬉しい。ホームズのアイリーン・アドラーへの思い入れなど、想像力の膨らむところもあり、もっと追いかけたくなった!
- ボヘミアの醜聞
- 赤髪連盟
- 花婿失踪事件
- ボスコム谷の惨劇
- オレンジの種五つ
- 唇の捩れた男
- 青いガーネット
- まだらの紐
- 花嫁失踪事件
- 椈屋敷
★★★★☆