くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

光瀬龍『宇宙航路―猫柳ヨウレの冒険』

宇宙航路―猫柳ヨウレの冒険 (ハルキ文庫)

宇宙航路―猫柳ヨウレの冒険 (ハルキ文庫)

あらすじ
連合宇宙船技術専修学校の女学生・猫柳ヨウレは『火星人の道』に現われたという幽霊を学術論文のテーマにするべく探検隊を編成する。集まった隊員は、宇宙の無法者トラコにハザウェイ、元宙航士の槍。探検の途中、宇宙生物ラナ、アモフイラを仲間に加え、宇宙のいずこかへ消えてしまった幽霊探しの旅は続く!火星、木星海王星…大宇宙を舞台に縦横無尽に駆けめぐるスペース・ファンタジー

荒削りすぎで笑ったw。いや、執筆当時はもう10年選手で、『百億千億』や『たそがれに還る』も上梓しており、シッカリした熟練のはずが。荒唐無稽。というか、連作短篇の各話の整合性さえも保たれてないという。もう滅茶苦茶すぎw。でも面白いからイイのだ!!なんてったって主人公・猫柳ヨウレがカワイイ!!ヨウレが荒くれ者たちを率いて、ときには部下に体を狙われたりしつつも、ゴタゴタしながらも、結局は難事を切り抜けていく、という様式美は痛快ですらある。でも★は、キャラ小説として面白いけど、SFとして高いレベルはあげられないかなw

  • 旅立ちの朝
  • ズベ公猫柳ヨウレ
  • 放浪者たち
  • 汝は神なればなり
  • イカルス平原に陽は落ちて
  • 調査船《ブホ》
  • オーロラの消える前に
  • 掠奪者のブルース

★★★☆☆