
- 作者: 光瀬龍
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 1999/02
- メディア: 文庫
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あらすじ
連合宇宙船技術専修学校の女学生・猫柳ヨウレは『火星人の道』に現われたという幽霊を学術論文のテーマにするべく探検隊を編成する。集まった隊員は、宇宙の無法者トラコにハザウェイ、元宙航士の槍。探検の途中、宇宙生物ラナ、アモフイラを仲間に加え、宇宙のいずこかへ消えてしまった幽霊探しの旅は続く!火星、木星、海王星…大宇宙を舞台に縦横無尽に駆けめぐるスペース・ファンタジー。
荒削りすぎで笑ったw。いや、執筆当時はもう10年選手で、『百億千億』や『たそがれに還る』も上梓しており、シッカリした熟練のはずが。荒唐無稽。というか、連作短篇の各話の整合性さえも保たれてないという。もう滅茶苦茶すぎw。でも面白いからイイのだ!!なんてったって主人公・猫柳ヨウレがカワイイ!!ヨウレが荒くれ者たちを率いて、ときには部下に体を狙われたりしつつも、ゴタゴタしながらも、結局は難事を切り抜けていく、という様式美は痛快ですらある。でも★は、キャラ小説として面白いけど、SFとして高いレベルはあげられないかなw
- 旅立ちの朝
- ズベ公猫柳ヨウレ
- 放浪者たち
- 汝は神なればなり
- イカルス平原に陽は落ちて
- 調査船《ブホ》
- オーロラの消える前に
- 掠奪者のブルース
★★★☆☆