くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

細田守『おおかみこどもの雨と雪』

あらすじ
大学生の花は、人間の姿で暮らす“おおかみおとこ”に恋をした。ふたりは愛しあい、新しい命を授かる。“雪”と“雨”と名付けられた姉弟にはある秘密があった。人間とおおかみの両方の顔を持つ“おおかみこども”として生を受けたのだ。都会の片隅でひっそりと暮らす4人だが、突然“おおかみおとこ”が死んでしまう。残された花は姉弟を連れて田舎町に移り住むことを決意する―。映画原作にして細田守監督初の小説登場。

映画は結局都合付かなく見に行けなくて未見のまま。タイトルは『おおかみこどもの雨と雪』だが母親についての始まりから終わりまでの物語。そこのキミも、君が生まれることで母親の青春時代が終わりを告げたという事実に自覚的になり親孝行すべきだよー!母親の始まりと終わりを、普通の人間ではなくおおかみで描くことによって、凝縮させたことは細田監督の手腕だな。文章は本業の小説家でなく監督ということで、簡潔で読みやすさ重視。映画も見なきゃ。
★★★☆☆