- 作者: SFマガジン編集部
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/02/01
- メディア: 単行本
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2011年は地デジ化と読メのおかげで、読了冊数が少なかったし新刊なんてほとんど読んでないので、ランキングの既読冊数は少なめ。海外篇の1位2位は1ポイントを争う大接戦とは意外。2位の『ねじまき少女』は残念だったけど、途中まで読んだやつ早く読みます。イーガンは5回目の1位獲得だけど、今回本人の喜びの声が載ったのはじめてじゃないか?
「サブジャンル別」ではSFアニメで『日常』が入っているのに大いに疑問。確かにロボだけど。ただの不条理(シュール)ギャグ4コマじゃん。逆に『シュタゲ』も取り上げられてるけど、説明がアッサリすぎだ。2011年で、一番話題になったSFアニメは『まどかマギカ』だが、一番SF度の高かったアニメは『シュタゲ』だろ。SFコミックでは、つばな『見かけの二重星』が入っていてニッコリ。ただのマッドサイエンティストものかと思ったら、後半で時間SFに化けたもんな。
早川イチオシの「新☆ハヤカワ・SF・シリーズ」の特集ページもよかった。ただイアン・マクドナルドの既刊情報が『スティーヴフィーヴァー』だけって吃驚。あれアンソロジーでマクドさんの作品は1短篇しか載ってないですやん。『火星夜想曲』ェ…。そんなことより、新☆銀背ではコニー・ウィリスの『ブラックアウト』『オール・クリア』が一番楽しみだ!!『ドゥームズデイ・ブック』『犬は勘定に入れません』に続くオックスフォード大学史学部のタイムマシン第三弾。ダンワージー先生に早く会いたい!
特別企画「21世紀SF必読書ガイド100」は、こういうまとめもの好きなんだけど、こうも乱発するのも如何なものかと思った。去年のゼロ年代ベストと変わらんでしょ。といいつつ大森さんが『夜は短し歩けよ乙女』を入れてくれてて嬉しいんだけど。
最新刊行情報「このSFを読んでほしい!」は吃驚するような情報はなかったかな。逆に、創元の今日泊亜蘭作品集と『ブルーマーズ』の名前がまた消えていることに軽くショック。