くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

新☆ハヤカワ・SF・シリーズ

http://2chbooknews.blog114.fc2.com/blog-entry-1892.html
http://www.hayakawa-online.co.jp/ginze/
少し前だが「新☆ハヤカワ・SF・シリーズ」が創刊されました。銀背ですよ銀背。銀背といえば、1957年12月〜1974年11月まで総冊数318冊刊行された当時のSFを支えたレーベル。自分も父親の実家から盗んできたのと古本屋で買ったのを十数冊持ってます。それが今復活。当時と同じ銀色の背でかっこいいよー。今第一回配本の『リヴァイアサン』読んでます。おもしろい!スチームパンク
今後のラインナップはこちら

  • 第1回配本  (2011年12月刊)

リヴァイアサン ―クジラと蒸気機関
Leviathan(2009)
スコット・ウエスターフェルド  Scott Westerfeld
小林美幸/訳 
1914年、世界はイギリスなど遺伝子操作した獣を動力源とする“ダーウィニスト”と、ドイツなど産業革命以降の機械工学を発展させた“クランカー”の二大勢力が拮抗し、一触即発の状態だった。そしてオーストリア大公夫妻が暗殺されたことを機に、ヨーロッパで世界大戦の幕が上がる……。
身分を隠し逃亡する大公の息子アレックと、空への憧れから男装し英国海軍航空隊に志願した少女デリン。ふたりの運命を軸に、二律背反のテクノロジーが彩る世界大戦を描きだす冒険エンタテインメント三部作開幕篇。
ローカス賞・オーリアリス賞受賞。
スコット・ウエスターフェルドは1963年、テキサス生まれ。『ミッドナイターズ』(東京書籍)、『アグリーズ』(ヴィレッジブックス)など、ヤング・アダルトを数多く手がける。

  • 第2回配本 (2012年2月刊)

第六ポンプ
Pump Six and Other Stories(2008)
パオロ・バチガルピ  Paolo Bacigalupi
中原尚哉・金子浩/訳
『ねじまき少女』(ハヤカワ文庫SF)で今年のSF界の話題をさらったアメリカSF界の超新星パオロ・バチガルピが発表した第一短篇集。『ねじまき少女』と世界観を同じくする短篇「カロリーマン」「イエローカードマン」ほか、ローカス賞受賞作「第六ポンプ」など、本邦初訳の5篇をふくむ全10篇を収録する。
パオロ・バチガルピは1973年、コロラド生まれ。2009年に発表した『ねじまき少女』が高い評価を受け、SF界の寵児となる。著書はほかに Ship Breaker (2010)など。

  • 第3回配本 2012年4月

サイバラバッド・デイズ
Cyberabad Days(2009)
イアン・マクドナルド Ian McDonald
下楠昌哉中村仁美/訳
独立から100年たった2047年のインドを舞台にした、ヒューゴー賞受賞短篇を含む7中短篇を収録する連作短編集。ヒューゴー賞/ディック賞特別賞受賞。 

  • 第4回配本 2012年6月

ベヒモス
Behemoth(2010)
スコット・ウエスターフェルド Scott Westerfeld
小林美幸/訳
ノラ・バーロウ博士を運ぶため、リヴァイアサンオスマントルコへ旅するが……。アレックとデリンの友情が革命の鍵となるシリーズ第2巻。

  • 第5回配本 2012年8月

ブラックアウト
Blackout(2010)
コニー・ウィリス Connie Willis
大森望/訳
続篇『オール・クリア』とともに今年度のヒューゴー/ネビュラ/ローカス賞の長篇部門三冠に輝いた、SF界の女王による“オックスフォード大学史学部”のタイムトラベルもの、待望の最新作。

  • 第6回配本 2012年10月

量子怪盗
The Quantum Thief(2010)
ハンヌ・ライアニエミ Hannu Rajaniemi
酒井昭伸/訳
フィンランド生まれの新鋭、ライアニエミの第1長篇。ポストヒューマン時代の太陽系を舞台に、名うての盗賊の冒険を描く。

  • 第7回配本 2012年12月

ゴリアテ
Goliath(2011)
スコット・ウエスターフェルド Scott Westerfeld
小林美幸/訳
かねて英国の同盟者だった日本が参戦を決め、リヴァイアサンは東京を目指すことに。一日も早く戦争を終結させたいアレックの願いはかなうのか? 〈リヴァイアサン〉三部作完結篇。

  • 第8回配本 2013年2月

エンバシータウン 
Embassytown(2011)
チャイナ・ミエヴィル China Mieville
内田昌之/訳
太陽系から遠く離れた惑星で、人類と異星種族アリエカとの相克を描く、英国SFの旗手ミエヴィルの最新長篇。

  • 第9回配本 2013年4月

オール・クリア 
All Clear(2010)
コニー・ウィリス Connie Willis
大森望/訳
2060年、第二次大戦下のイギリスに時間旅行した史学部の学生たちは、ダンケルクの脱出作戦やロンドン大空襲などに巻きこまれてしまうが……『ブラックアウト』に続く二部作完結篇。

  • 第10回配本 2013年6月

アイランダーズ
Islanders(2011)
クリストファー・プリースト Christopher Priest
古沢嘉通/訳
技巧派で知られるプリーストのライフワーク、《ドリーム・アーキペラゴ》シリーズの最新作。奇妙で幻惑的な島々のエピソードが描かれる。

バチガルピとミエヴィルは文庫化されるのならそのときでもいいかなって感じだけど、ウィリスの『ドゥームズデイブック』『犬は勘定に入れません』に続くオックスフォード大学史学部のシリーズが欲しい。ダンワージー先生!!
あとどうでもいいけど、上に記したURLの2つ目(ハヤカワの新☆銀背のURL)が銀背がginzeになってる!?ginseじゃないのか!!ギンセだと思ってた…。