- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: 文庫
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有川作品は『図書館戦争』と『レインツリー』しか読んでいないくせに言うのもなんだけど、有川浩って完全にラブコメの人と思ってたけどSFとしても素晴らしい作品書くね。『図書館戦争』で星雲賞獲った時は「それはナイナイ」と思ったけど、その意見を撤回してもいいぐらい。少年と謎の生物との邂逅は往年の怪獣映画を思わせた。特に思い起こさせたのは『ガメラ』かな。子供の頃の夏休みに再放送(?)してた昭和版ね。ギャオスとかバルゴンとかギロンとかジグラとか懐かしいなぁ。♪強いぞガメラ♪みたいな歌もあったよね。まぁ人物描写に関しては、陳腐なガメラと『空の中』は比べるべくも無いですが。あと未確認生物とのファーストコンタクトのシーンには震えた。「特別書き下ろし」はSF的には蛇足だった、とか言って不覚にも泣いてしまったんだけど。。。
★★★★☆