くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

太宰治『走れメロス 富嶽百景』

走れメロス 富嶽百景 (岩波少年文庫 (553))

走れメロス 富嶽百景 (岩波少年文庫 (553))

まずは夏の新アニメについて。まず『かなめも』。新聞販売所押し紙問題に切り込んだ作品かと思いきや、少女ばかりでしかも百合まで出てきたので一話で切り。大体、関西火曜深夜は3番組が重なってて非常に難しい選択を迫られるという。つぎ『うみものがたり』。パチンコ?切り。つぎ『化物語』。シャフトだから見ようと思ったけど、西尾某って鼻に付くイメージ、まぁ読まず嫌いなんだけど。よって切り。つぎ『GA』。戸松が能登かと思った。一応切らない。つぎ『大正野球娘』。大正を書くなら広瀬正ぐらい頑張ってくれよな。しかも真面目に野球を書く気も無さそう。でも一応切らない。つぎ『東京マグニチュード8.0』。これは見てられない。リアルな人死にとか見たくないよ。でも期待から見てしまう。つぎ『CANAAN』。面白そうだったけど初回見逃したから切り。つぎ『NEEDLESS』。絵が好みじゃないから10分で諦めてしまった。つぎ『絶望先生』。2期まで見たから当然見る。大槻ケンヂのOPのセンスが相変わらず良い。つぎ『うみねこ』。『ひぐらし』に絶望したから当然切り。つぎ『プリンセスラバー』。B級萌えアニメ臭プンプンなので見ずに切っちゃった。つぎ『宙のまにまに』。何となく視聴継続。最後『狼と香辛料』。経済もファンタジーも嫌いなキーワードだけど、わっち見たら見続けねばと思った。
して太宰の話。太宰生誕百周年ということで初太宰。太宰作品って陰鬱で鬱陶しい話ばかりかと思ってた。だからビビって中学生向けの本書から入った訳だ。しかし、ユーモアのある作品があったり思春期の少女の機微を書いた作品があったりと意外な発見だった。「走れメロス」は森見版の「あいつにはきょうだいはおらんよ」を思い出して笑いを噛み締めつつ真面目に読めなかった。「畜犬談」は素直じゃない主人公が魅力的で、ユーモア溢れる作品で、一番良かった。「竹青」はいささか男に都合の良すぎる展開じゃないかと思いつつも、これも好きな作品。「お伽草子 カチカチ山」はゾッとした。いくらストーカー男でも殺しちゃあマズいだろ。

★★★★☆