2009-10-21 森見登美彦『新釈 走れメロス 他四篇』 小説 感想 新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2009/10/15メディア: 文庫購入: 54人 クリック: 366回この商品を含むブログ (163件) を見る文庫落ちに際して再読。原典をあさって全ての知識を入れてから読むとまた趣が違って読めた。特に「藪の中」。「メロス」がストレートな森見流阿呆だとすると、「藪の中」のひねくれ返った阿呆、それが原典を読むことによって際立つ。「桜の森」と「百物語」は普通に森見版の方が良いと思ってしまった。 山月記(中島敦) 藪の中(芥川龍之介) 走れメロス(太宰治) 桜の森の満開の下(坂口安吾) 百物語(森鷗外) ★★★★★