くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

野尻抱介『アンクスの海賊』

なんで野尻作品って女性主人公が多いんだろうか?もしかして宇宙時代ってのは女の時代なのか?パプテマス・シロッコとかGガンダムのラスボスと同じ思想の持ち主なのか?とか言った妄想はありそうも無い話で、たぶんSFとキャラクター小説の両立のためには女主人公が都合が良いということだろう。
して《クレギオン》3巻の話。
中盤までメイが活躍するエピソードの積み重ねだけで終わるのかと思って読んでた。しかしラストは一大アクション。そう考えると第一章は余分だった様な気も。。。
そうラストの一大アクション宇宙戦はソロモン攻略戦を思い起こさせた(ソロモンと言うより『ユニコーン』のパラオ攻略戦か)。ソーラシステムほど大掛かりでは無いけど大迫力。
海賊がいい味出してるんだけど、ぬる過ぎるとも思った。ハヤカワ版あとがきで『ラピュタ』や『名探偵ホームズ』の敵役を意識したって書いてあるからありなんだろうけど。野尻作品って極悪人出てこないよな。真の敵は宇宙ってことだな。
あと、恒例の真空渡りって実際に出来る事なのか?
★★★☆☆