くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

森川智喜『死者と言葉を交わすなかれ』

あらすじ
不狼煙さくらは探偵・彗山小竹との浮気調査中に、調査対象の死に遭遇。一見病死だが、しかけた盗聴器からは“死者との会話”が流れ出してきた!?これは自然死か、死者の呪いなのか…。旧知の警察官に興信所廃業の脅しをかけられるなか、真相を追う二人は予想だにしない悪意に出遭う―。デビュー二作目にして本格ミステリ大賞を受賞した天才に、あなたは絶対に騙される。

やられたー!まさかこんな終わり方とは!?探偵が浮気調査。車に盗聴器を仕掛ける。しかし対象者は車内で心臓マヒで亡くなる。盗聴器を聞いてみると、死者と会話してる様子が。死者に引かれてしまったのか?この事件もなかなか面白い真相だったけど、さらに仕掛けが!なかなか胸くそ悪い!仲がいいと思ったら、まさかこんなサイコな!やられた!これには京大生も気づくまい!?タイトルと帯の惹句も読了後に改めて見るとゾッとする。昔のフェイクドキュメンタリー「放送禁止」のような演出も上手い。やっぱり森川智喜先生はやってくれるね!