くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

アガサ・クリスティー『アクロイド殺し』

アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

あらすじ
深夜の電話に駆けつけたシェパード医師が見たのは、村の名士アクロイド氏の変わり果てた姿。容疑者である氏の甥が行方をくらませ、事件は早くも迷宮入りの様相を呈し始めた。だが、村に越してきた変人が名探偵ポアロと判明し、局面は新たな展開を…驚愕の真相でミステリ界に大きな波紋を投じた名作が新訳で登場。
フェラーズ夫人が謎の自殺を遂げた翌日、財産家のアクロイドが刺殺された。財産をめぐる複雑な人間関係にポワロが挑む。新しい手法で話題になった傑作推理、完訳版。

ポアロ。しかし●●トリックということは知っているし、犯人が●●ということも薄々分かって読んだ。でも面白かった!こういうトリックは技巧に走るだけになったりするが、本書は文体の様式の秘密もシッカリ作中に記述されており、ミステリとしてフェアに書かれてて好感。ミステリとしての記念碑的作品をじっくり味わえてよかった!
ネタバレくらって読んだら、ポアロのじわじわ追い詰めていく様が倒叙モノみたいに読めて、それはそれで楽しかった。あと麻雀のシーンが謎だった。昔のイギリスにも麻雀あったの?天和をあがっててワロタw
★★★★☆