
星のダンスを見においで (2) (ソノラマ文庫 (643))
- 作者: 笹本祐一,北久保弘之
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 1993/04
- メディア: 文庫
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あらすじ
夏休みが始まり、冬月唯佳はオーストラリア旅行といつわって、宇宙へと出発した。ヴァイパーの操縦から戦闘訓練まで、唯佳に対するジャックの指導は厳しかった。敵はかつてのジャックの仲間の宇宙海賊たちだけではない。ジャック復活を知った連合宇宙軍ヴィン・シュピーゲルもてぐすね引いて待ち構えている。笑う大海賊の秘宝への道程は遥かに遠く、危険に満ちているのだ。
先月、創元SF文庫から復刊したので、初版のソノラマ文庫の積読をひっぱり出してきて読書。第二巻というか、後篇ですな。ついに宇宙海賊になった普通の女子高生・冬月唯佳。「笑う大海賊の秘宝」をめぐる大冒険と追ってくる連合宇宙軍の新鋭艦との艦隊戦に手に汗握る。艦隊戦は、ただのドンパチだけじゃなく敵の索敵を欺く電子戦があったり、当時としては新しく考えられてたんじゃないかなと思った。「秘宝」もただのマクガフィンかと思ったが、SF的な肉付けがなされており面白かった。ただ笹本作品って終わり方がアッサリしてるなーと。もっと後日談を膨らませてもいいのに、さくっと終わるのがオシャレ。軽く読める国産スペオペは、90年代の宝だね!!
★★★★☆