くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

ジョン・ヴァーリイ『ブルー・シャンペン』

ブルー・シャンペン (ハヤカワ文庫)

ブルー・シャンペン (ハヤカワ文庫)

あらすじ
精緻な金細工や宝石で飾られた人工骨格〈黄金のジプシー〉。宇宙にただ一台しかないこの夢の機械を装着した時から、少女メガンの人生は一変した。四肢麻痺患者として孤独な生活を送ってきた彼女が、自由に跳ねまわれるようになったばかりか、一躍世界的な人気スターとなったのだ。だが、その代償は、とびきり苦いものだった…表題作をはじめ、世界のSF各賞に輝いた名品6篇を収録する人気作家ヴァーリイの傑作短篇集。

自分的には、初っ端の「プッシャー」のロリコンに全てを持っていかれた!ウラシマ効果をロマンチックな恋愛に使うのはよく見るが、ロリコンでしかもいい話に持っていくとは感嘆!残りの作品も一応佳作ぞろいだった。表題作のプールの幻想性もよかったし。「選択の自由」のイーガンばりのジェンダー論も現代にも通じるし。
追記:関係ないけど、感想文がばんばん書ける本と、全く出てこない本の違いはなんなんだろう??まさにこの本が、全く感想の出てこない本で、いまひねり出しました。

  • プッシャー
  • ブルー・シャンペン
  • タンゴ・チャーリーとフォックストロット・ロミオ
  • 選択の自由
  • ブラックホールロリポップ
  • PRESS ENTER■

★★★★☆