くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

『氷菓』第7話『正体見たり』









『雛』の第3話「正体見たり」(旧題「影法師は独白する」)。つまり温泉回!!!京アニが『フルメタふもっふ』で見せた温泉での裸の局部を障害物で隠すという超絶技巧が今でも語り継がれておるので、『雛』がアニメの範疇に入ると分かった時点から温泉回に期待に胸が膨らんでおりました。しかしあの『ふもっふ』の再現を楽しみにしてたのに、なぜホータローでその超絶技巧を使ったし…orzえるの温泉なんてホータローの想像図の中だけだし、摩耶花にいたっては結局風呂シーンが一度も無いとな!?『日常』でも京アニには落胆したことはなかったが、今回ばっかしは心底ガッカリだよ。。。あと温泉といえば、アニメではえるがいきなり「混浴ではないようですね」とか頓珍漢なこと言い出すけど、原作では「折木さん何処へ?」「お前と同じだ」「ここは混浴ではないようですが」「湯船まで同じとは言っていない」とのやりとりのはず。これは小さなことだがガトーのプチ改悪だな。ガトーといえば、さらに下世話な話をするけど、えるの胸の大きさを原作(「線の細い体つき」との描写)よりも大きめの隠れ巨乳に設定したのもガトーらしい。これはまあガトーGJ!!!最後に真面目な考察でも。ラストシーン(上の画像の一番下)はいらなかったんじゃないのか??兄弟姉妹の憧れを持つえるを突き落とすような原作の姉妹不仲オチが、米澤穂信先生のもっとも得意とする暗黒面なのに!実は姉妹を思いやる一面もあるとかイランねん。米澤穂信といえば暗黒面こそ真骨頂!!これはガトーの演出意図がどこかで発言されるのを待ちたい。

最後に原作初出の雑誌『ザスニ』の画像を拾ったので貼り付けておく。