くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

蔵書レア本自慢・第二弾

GWということで、蔵書からレア本を公開の第二弾。レア本といっても水物の密林マケプレ価格を参考にしています。
第一弾はこちら⇒http://d.hatena.ne.jp/akito0526/20120204/p1

まずは銀背。銀背は全部で18冊持ってます。銀背って何で不気味な抽象画なんでしょうね?新☆銀背はスタイリッシュになってますけど。
まずはエドモンド・ハミルトンの《キャプテン・フューチャー》から『時のロスト・ワールド』。以前は3000円くらいの高値だったのに、今は1000円以下(密林中古価格)。創元SF文庫の全集が出たからか?キャプテンフューチャーはイラストがなかったら愛想が無いね。
真ん中は、エリック・フランク・ラッセル『超生命ヴァイトン』。ラッセルは銀背で活躍したのに、銀背→文庫移行期に完全にオワコン作家になった人。文庫化も新作が文庫で出ることも結局無かった。最近、河出文庫の『20世紀SF』で1短篇収録されてプチ復活したけど。ラッセルは銀背で刊行された全6冊ぜんぶ所持。これは父親の実家から盗んできたものなんだけど、どうやら昔の父親はラッセルファンだった模様。
右は、みんなもご存知「ヒューゴー賞」にその名を残すヒューゴー・ガーンズバックの『ラルフ124C41+』。密林中古で3500円。ただし、銀背といえば60年代の本だけど、これは90年代に早川書房創立何周年だかで4冊だけ復刊したときのヴァージョン。去年、古本市で200円ゲットしました。

最後に仲良くさせていただいているqumayさんに譲っていただいた本たち。譲っていただいた時はこんなに高値ではなかったと思うけど、入手困難な本たちはどんどんレア本化してゆくのか。qumayさんに多大なる感謝を改めて表明!!
まずは梶尾真治の《エマノン》シリーズ。徳間デュアル文庫版全4冊。デュアル文庫って死んでしまったん??特に『まろうどエマノン』が密林中古で現在1万円という凶悪価格。
その隣が、「太陽風交点事件」でおなじみの堀晃『太陽風交点』。堀晃は創元SF文庫から『遺跡の声』が復刊されたので最近価格は落ち着いてきてますが一応レア本ということで。
下は、光瀬龍の『夕ばえ作戦』。こんなタイムスリップ&ジュブナイルSFの名作が入手困難とは憤りを覚えますね。最近マンガ化されたせいか、1000円になってます。風祭陽子ちゃんが滅茶苦茶かわいいくて萌えるので一読の価値アリ!!
そして自分の持っている本の中で一番に価値のある本がソノラマ文庫の久米康之『猫の尻尾も借りてきて』。『マイナスゼロ』『タイムリープ』『夏への扉』を超えるリリカルでロジカルな時間SFの隠れた名品。こんな名品がみんな読めない状態なんてタイムトラベラー界の大きな損失だ!!!