泣けるSF・42選
『SF Japan 2005年冬号』に掲載されていた「このSFが泣ける!! 風野春樹×日下三蔵」の特別対談よりまとめ。気鋭の評論家二人が贈る「涙ものSF」ブックガイド!らしいです。
- 『BT’63』池井戸潤
- 「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」大原まり子(『銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ』収録)
- 「美亜へ贈る真珠」梶尾真治(『美亜へ贈る真珠―梶尾真治短篇傑作選ロマンチック篇』『百光年ハネムーン』収録)
- 『黄泉がえり』梶尾真治
- 『この胸いっぱいの愛を』梶尾真治
- 『スキップ』北村薫
- 『ターン』北村薫
- 『リセット』北村薫
- 「カシオペヤの女」今日泊亜蘭(『最終戦争』収録)
- 「滝川鐘音無」今日泊亜蘭(『まぼろし綺譚』収録)
- 『光の塔』今日泊亜蘭
- 『縹渺譚』今日泊亜蘭
- 「海を見る人」小林泰三(『海を見る人』収録)
- 「旅する女」小松左京(『旅する女』収録)
- 『流星ワゴン』重松清
- 『果てなき蒼氓』谷甲州
- 『永遠の森 博物館惑星』菅浩江
- 「我が良き狼」筒井康隆(『座敷ぼっこ』収録)
- 『エディプスの恋人』筒井康隆
- 『魔女伝説』半村良
- 『聖母伝説』半村良
- 『時生』東野圭吾
- 「転生」平井和正(『月光学園』収録)
- 『エロス』広瀬正
- 「鍵」星新一(『妄想銀行』収録)
- 『雨恋』松尾由美
- 『ふるさとは水の星』森下一仁
- 『竜の眠る浜辺』山田正紀
- 『航路』コニー・ウィリス
- 「あなたの人生の物語」テッド・チャン(『あなたの人生の物語』収録)
- 『ジェニーの肖像』ロバート・ネイサン
- 「ここがウィネトカなら、きみはジュディ」F・M・バズビイ(『ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選』収録)
- 「プロ」エドモンド・ハミルトン(『反対進化』収録)
- 『ゲイルズバーグの春を愛す』ジャック・フィニイ
- 『ふりだしに戻る』ジャック・フィニイ
- 『マリオンの壁』ジャック・フィニイ
- 『天の光はすべて星』フレドリック・ブラウン
- 『ある日どこかで』リチャード・マシスン
- 『くらやみの速さはどれくらい』エリザベス・ムーン
- 『エリアンダー・Mの犯罪』ジュリー・ユルスマン
- 『銀色の恋人』タニス・リー
- 「空にふれた少女」マイク・レズニック(『キリンヤガ』収録)
この記事のために、この『SF Japan』買いました。対談より書名を抜粋しリスト化。この対談で一番に言及されているのがカジシンの「美亜へ贈る真珠」なんだけど、自分的にはあまりピンとこないんだけどなあ。巷の評判が高いのも知ってるけど。カジシンなら「時尼に関する覚え書」の方が断然グッと来る。悲恋系以外の「泣けるSF」としては、自分も『天の光はすべて星』を俄然推す。ラストの悲哀の情景が本当に涙。上に挙がっているの以外では個人的にティプトリーの「ビームしておくれ、ふるさとへ」も推したい。最近のでは藤田雅矢の「エンゼルフレンチ」も好き。
(追記)
読書メーターの皆さんにも、他に「泣けるSF」をご教授いただきました。
- 『ドゥームズデイ・ブック』コニー・ウィリス
- 『ソング・マスター』オースン・スコット・カード
- 『消えた少年たち』オースン・スコット・カード
- 「ポップ・アート」ジョー・ヒル(『20世紀の幽霊たち』収録)
- 「ピネロピへの贈り物」ロバート・F・ヤング(『ジョナサンと宇宙クジラ』収録)
- 「ジャングル・ドクター」ロバート・F・ヤング(『ジョナサンと宇宙クジラ』収録)
- 「冷たい方程式」トム・ゴドウィン(『冷たい方程式』収録)
- 『たったひとつの冴えたやりかた』ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
- 『シリウス』オラフ・ステープルドン
- 「バイセンテニアル・マン」アイザック・アシモフ(『聖者の行進』収録)
- 『イリヤの空、UFOの夏』秋山瑞人