2010-12-21 笹本祐一『ラスト・レター』 小説 感想 ラスト・レター―妖精作戦 Part4 (ソノラマ文庫 (703))作者: 笹本祐一,御米椎出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 1994/11メディア: 文庫 クリック: 15回この商品を含むブログ (11件) を見る有川浩『レインツリーの国』で主人公たちが語り合っていた作中作『フェアリーゲーム』の元ネタ。小川一水が学生時代に「こんなラストありえない、なら俺が作家になってやる」と作家になる契機となった作品。…である《妖精作戦》四部作の最終巻。最後の最後まで脱出逃避行でどんなにシリアスになりかけても結局ドタバタハチャメチャで楽しい。しかしラスト10頁で超展開…。SF好きとしてはこのヴィジョン結構好きだが、キャラ小説として読んでいた少年少女たちは唖然だったろう。俺も唖然。『レインツリー』読んだ方は薄々分かるかもしれないがこのラストありなの?? ―わたし、あなたと会えたから……きっと、この先も生きていける。……さよなら ★★★★☆