- 作者: 雪乃紗衣,由羅カイリ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/09/28
- メディア: 文庫
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (89件) を見る
して『彩雲国』4巻の話。とりあえず龍蓮△!!!「△」どこかで使いたいなと思ってたけどまさかここで使う事になろうとは。ほんと龍蓮最高に好きになった。前に出てきた時は試験に合格したけど直ぐに本編から退場した嫌な奴みたいなイメージしかなかったけど、まさかこんな再登場の仕方をするなんて吃驚。飄々としてるけど強い、しかも主人公達に積極的に組しない。戦隊モノで言ったら6人目みたいな(そして作者にとっては便利キャラ)。ほんと恰好良すぎ。龍蓮以外で言及すべきは、静蘭と燕青の掛け合いが軽妙なのと、2人の過去話に話が立ち入ったのが良かった。当面の敵となる男の登場も良かった。まぁ初めから怪しいとは思ってたけど、あそこまで腹の立つ立ち去り方も無いんじゃない。あと132頁の劉輝と宗太傅の「信頼」に関する会話が心に残った。「他人に自分の大切なものを任せられるか」が信頼の肝心な所と説いているが、大事なものは手元に無いと安心できない俺は根本的に周囲を信頼していないんじゃないかと恥じた。
★★★★☆