くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

8月の読書メーターまとめ


8月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3090ページ

ティターンズの旗のもとに〈上〉―ADVANCE OF Z (メディアワークス文庫)ティターンズの旗のもとに〈上〉―ADVANCE OF Z (メディアワークス文庫)
ティターンズを悪の集団と認識していた俺も、地球連邦軍グリプス戦役後のプロパガンダにまんまと乗せられていたわけか。ティターンズにも志を持った青年将校が居た事を初めて知った。あと「30バンチ事件」は、バスク・オム大佐の独断専行が常識かと思っていた。ところで、アッシマーは大気圏内でしか運用できないものと思っていたが、宇宙でも使えるの??
読了日:08月31日 著者:今野 敏,矢立 肇,富野 由悠季
ある日 犬の国から手紙が来てある日 犬の国から手紙が来て
うちで犬を飼っている人は是非とも手にとってほしい。犬を愛する人なら必ず泣きます。イラストも相まって俺も号泣。でも愛犬のこんな話で泣かせるって反則だろ。
読了日:08月30日 著者:田中 マルコ
妻に捧げた1778話 (新潮新書)妻に捧げた1778話 (新潮新書)
SF作家・眉村卓が、余命宣告された妻のために毎日ショートショートを書いた日々を振り返ったエッセイとそのSS数篇。1778番目のSS「最終回」を読んだ後に涙が止まらなかった。淡々とした筆致のエッセイの中に妻への想いが溢れている。あとがきの夫婦観についても非常に重い言葉で心に刻まれた。
読了日:08月30日 著者:眉村 卓
トワイライト〈11〉 夜明けの守護神トワイライト〈11〉 夜明けの守護神
なんかいろいろと倒錯した話になってきた。結婚後も三角関係が続くって…。そして前巻に続き今巻でもラストに魂消た。
読了日:08月28日 著者:ステファニー メイヤー
完全版 地獄堂霊界通信(1) (講談社ノベルス)完全版 地獄堂霊界通信(1) (講談社ノベルス)
ぐんぐん惹き込まれてあっという間に読み進められ面白かった。香月さんの初期の児童向け作品の改稿版らしく、いつもの香月節は薄めだった。最後の話はちょっと怖かった。でも児童向けなのに「托卵」話が出てきた方がもっと怖かった。
読了日:08月23日 著者:香月 日輪
川の名前 (ハヤカワ文庫JA)川の名前 (ハヤカワ文庫JA)
少し前に極々一部で話題になった、森見登美彦新刊『ペンギンハイウェイ』剽窃疑惑に自らの手で白黒ジャッジメントするために本棚から引っ張り出してきた。確かに「小学生のグループ」「川についての自由研究」「お姉さんに対するほのかな好意」そして「ペンギン」とガジェットは被ってる気がするけど、テーマが全然違う。よって偶然の白だと思う。で、本書自体の感想は、少年のひと夏の冒険もので是非とも本当の子供達に読んでもらいたい。が如何せん長い。
読了日:08月21日 著者:川端 裕人
フルメタル・パニック!12  ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)
納得の大団円。メモリーチップに泣きそうになって、ラストは笑顔。12年間お疲れ様でした。
読了日:08月20日 著者:賀東 招二
トワイライト〈10〉 ヴァンパイアの花嫁トワイライト〈10〉 ヴァンパイアの花嫁
やっと結婚式。まあ想像通りの甘い一連のシークエンスを読み進めていたら、なんと最後に魂消た。まさかこんな展開に転がっていくとは。
読了日:08月17日 著者:ステファニー メイヤー
エデンエデン
自転車ロードレース競技の特殊さが人間性や人間ドラマとの親和性が高く、作者さんが人間心理を書くのが巧いのと相まって、今回も素晴らしい。特に良くも悪くも前巻の呪縛に囚われているチカのアシストとしての「選択」に胸が熱くなった。
読了日:08月14日 著者:近藤 史恵
彩雲国物語 欠けゆく白銀の砂時計 (角川ビーンズ文庫)彩雲国物語 欠けゆく白銀の砂時計 (角川ビーンズ文庫)
はたして秀麗の結婚相手に誰が最も相応しいのか気になるじゃないかよう。絳攸か龍蓮か劉輝か静蘭か。絳攸が政治的にこんなに相応しい結婚相手だとは、冷静に考えればそうなんだけど、盲点だった。あと「酒が強い→根性がある→仕事が出来る」という流れは如何なものかと思った。
読了日:08月03日 著者:雪乃 紗衣
遠まわりする雛 (角川文庫)遠まわりする雛 (角川文庫)
文庫化に際して再読。古典部4人の立ち位置、特にホータローと千反田さんの距離感が、1年を通じて微妙に変わってきているのがよく分かる。「日常の謎」ミステリとしても充分楽しめるが、ビルドゥングスロマンの成分が今までで一番強い。
読了日:08月01日 著者:米澤 穂信

読書メーター

ベストは眉村卓のSS「最終回」。涙が止まらなかった。他にもフルメタ最終巻やトワイライトのラスト一行の驚きやらが印象に残った。