くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

雪乃紗衣『彩雲国物語 花は紫宮に咲く』

彩雲国物語―花は紫宮に咲く (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語―花は紫宮に咲く (角川ビーンズ文庫)

先日、電車に揺られていたら、前に座っていた女子高生(私服だったけど多分)2人組が、ポケモンの話をしているわけですよ。戸松以外の女子でもポケモンなんてするんだと、本書を読んでるフリをしながら耳を傾けました。すると次の話題はピクシブ。えっ今の女子高生はピクシブなんてするのか??ついったやみくしならいざ知らずぴくしぶまで、デジタルネイティブあなおそろしや、と思いつつ更に耳を傾けました。次の話題は聖闘士星矢カップリングについて。なんだただの女オタクか、と思いつつ電車を降りました。
して『彩雲国』3巻の話。秀麗がついに初の女性官吏になりました。しかし男社会の厳しい洗礼が。。。男社会に女性が進出するのはかくも厳しいものなのか。俺個人的には、優秀な人なら男女なんて関係ないと思うけどね。ただ少子化に対処したいのなら「女は結婚して家に居るべきだ」って風潮を無理にでも押し通すべき。でも大体少子化でもいいじゃん。人口8000から1億くらいでこじんまりと適度に暮らしていく日本で(ただし年金問題少子化で完全にアウツ、対処法は知らん)。仕事でバリバリ生きたい人は仕事、主婦なら主婦で選択できるのがいいんじゃないかと。いつの間にやら彩雲国から日本の話に脱線してしまったけど、話を戻して。。。ラストの劉輝の葛藤のシーンが特に良かった。秀麗に近くに居て欲しいけど送り出さないといけない、という葛藤。劉輝は、この巻で急に名君モードになりすぎなんじゃないか???そして犯人の正体については、文中では序盤から「小者のこいつに決まってる」みたいに書かれてたけど、全然意外性があって驚いたんですけど。適度に伏線が効いてて楽しかった。あと絳攸の名前やら影月の性格やらについても書きたかったけど長くなったので今日はこの辺で。
★★★★☆