★★★☆☆
柴野拓美編『破局のおすすめ 新「宇宙塵」SF傑作選Ⅰ』
SF同人誌『宇宙塵』30周年記念アンソロジー。といっても20年前の本。「猫の交差点」目的で地元図書館で取り寄せ。「終末曲線」は終末曲線の理論がイマイチ理解できなかった。「コッペリア」はメカニックSF。『雪風』の1巻を彷彿とさせた。ってかこの人イラストレーターか。はてなキーワードによると『ヤマト』『マクロス』『ライディーン』『ダンバイン』『トップ』『エウレカ』等のメカデザだって、凄い人じゃん。「地球は」は以前からタイトルは知っていたけど、ドタバタSFと思っていたらラスト意外にビターで吃驚した。「猫の」の感想はこちら。「プラズマ」は核戦争後の世界のミュータントもの。こういう核戦争の作品って冷戦崩壊以後にはもう書かれなくなったんじゃないかな。