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初秋のSF乱読まつり開催中◆十一冊目。アンソロ
ジーのラインナップを見てレア感が全く無く微妙と思ったが、
読書メーターの感想を見てみると、10代と思しきSFに親しんでいない人々の手に取られ好感を得ているので、これはこれで良かったのだと思い直した。それにしてもやっぱり時間SFはロマンスとの相性が最高だわ。ただ
梶尾真治は「美亜」が確かに代表作だが、「時尼に関する覚え書」の方がよりロマンス。貴子っていう人は勉強不足で知らなかったけど、
ラノベ作家なのに中々良い作品を書く人だ。フィニイも素晴らしい。特にラスト一行が。これは積んだままの『ゲイルズ
バーグの春を愛す』も早くサルベージせねば。
★★★☆☆