くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

太宰治『太宰治文学館① 人間失格』

図書館の帰り道、自転車をえっちらおっちら漕いでいたら、向こうからお婆さんが自転車に乗ってやって来たのです。なんか派手なシャツ着てるな、と思って凝視すると、白黒の縦縞。ビアンコネーロ、ユベントスのユニフォームじゃないか!!!振り返って見ると、ユベントス時代のジダンの21番の姿が。お洒落(?)な婆さんもいるもんだ。
して太宰の話。「人間失格」はどう解釈すればよいのか難しかった。特に共感する事も無かった。《文学少女》を読解のヒントにしようと思ったんだけど、どんな話か忘れちゃった、てへぺろ(話はそれるけどこの「てへぺろ」って言葉は昨日偶々はてなキーワードで見つけたんだけど中々使い勝手良いね)。どの話にも言えるんだけど、人間嫌いの癖に女と酒に流されすぎだと思った。しかし意外な拾い物として、「グッド・バイ」は大いに可笑しかった。田島がキヌ子のことを「ゲス」扱いなのが特に可笑しかった。「おそれいりまめ」とか駄洒落を言う子、可愛いと思うけど、この時代はゲス扱いか。それとも俺の分からないゲスな隠喩が隠されてるのか??未完なのがこれほど惜しいと思ったことは無い。それにしても青空文庫でも読めるものを1800円って高すぎだろ、この本、って俺は図書館で借りたんだけど。。。

★★★☆☆