機動戦士ガンダムZZ外伝 ジオンの幻陽 上 (角川コミックス・エース (KCA168-3))
- 作者: 森田崇,中村浩二郎,富野由悠季,矢立肇
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/10/25
- メディア: コミック
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機動戦士ガンダムZZ外伝 ジオンの幻陽 下 (角川コミックス・エース 168-4)
- 作者: 森田崇,中村浩二郎,富野由悠季,矢立肇
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/10/25
- メディア: コミック
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グリプス戦役が集結したと同時にアクシズは各コロニーに占領部隊を派遣していった。その一つ、マシュマー・セロがシャングリラを占領に行ったのはアニメで描かれた。この漫画はもう一つ、主人公フェアトン・ラーフ・アルギスがサイド1「ブリガドーン」を占領に出向くところから始まる。まさか無血でコロニーを占領するとは!?しかも、もう一人の主人公バーン・フィクゼスをエゥーゴ駐留軍隊長の立場からジオンへ転向させるとは!?フェアトンのカリスマ性たるや!!そして同様に、キャラ・スーンのエルドラド占領、ラカン・ダカランのアルカディア占領、などの記述もありニヤリとさせられる。
さらにはアクシズ内での対立の火種。反ハマーン派によるミネバ・ラオ・ザビの影武者説や、ギレンの隠し子(?)を匂わすグレミー・トトの根回しと暗躍。権謀術数の中を上手く泳ぐフェアトンのしたたかさ。目的のためには手段を選ばないフェアトンの執念はスゴイ。
そのフェアトンの目的。この物語の肝、ラーフシステム。地球と太陽の間ラーフシステムの装置を置くことで、太陽光発電によるエネルギー問題解決と太陽光調整で地球の環境コントロール。これは実際に研究されている構想らしく、SFマインドを刺激される!
MS戦をいえば、フェアトンの駆る銀色のカプールとカラバの陸戦用百式改。カプールが宇宙でも使えるとは知らなかったw ニューヤークを守るカラバの中隊長機に陸戦用百式改という絶妙な機体を出してくるのもニクイ。もう一つの激戦。ラストバトルのバーンの駆るドライセンとエゥーゴのエースが乗るΖⅡのバトル。これも熱い。ゼッツーって戦ってる描写はじめて見たわ。ドライセンもトライブレードがカッコイイ!
ハマーン・カーンのダカール占拠パレードの最中に行われた、ハマーン不在のアクシズを攻略しようというメッチャー・ムチャの作戦。そんな今まで少ししか語られてこなかった絶妙な隙間を埋める描写もニクイ。その報復としてハマーンはダブリンへのコロニー落としを仕掛けて、その最中にハヤトはああなったり、歴史のうねりだな。
フェアトンはラストに生い立ちが判明し壮絶な過去が明らかになったり、どん底からの立ち回りでラストへと続く激動。まさにピカレスクロマンだ!
とここまで熱く語ったが、実はΖΖアニメ未見なんだよねwwスパロボとGジェネの知識でしゃべってますwwすいません。小説版は近いうちに読む予定ですので許してー!