くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

田中芳樹『銀河英雄伝説(4)策謀篇』

銀河英雄伝説〈4〉策謀篇 (創元SF文庫)

銀河英雄伝説〈4〉策謀篇 (創元SF文庫)

あらすじ
第三勢力フェザーンが張り巡らせる陰謀の糸に操られ、ゴールデンバウム朝の残党は無謀な賭に出た。銀河帝国皇帝の誘拐、自由惑星同盟への亡命――そして帝国正統政府の樹立。だが、その裏でフェザーン高官と密約を交わしていたラインハルトは、同盟に対して大攻勢に出ることを宣言、彼らの意思を逆手に取り、フェザーン回廊を抜けて本格的な進攻に着手する。二国を見舞うかつてない帝国軍の猛攻。そしてラインハルトの戦略を見抜きながらもイゼルローン回廊防衛から動けないヤンと、帝国軍の双璧の一人、ロイエンタールとの死闘の幕が上がる!

ついに銀河三分の計が崩れた衝撃!門閥貴族の残党が、さらった銀河帝国の幼帝を擁し、同盟内に亡命政府を作ったことから、帝国の逆襲がはじまった。もうラインハルトの勢いは誰も止めることはできないのか。ついに手に入れた全銀河の航路図を前に、キルヒアイスのペンダントをつかむラインハルトの姿はぐっとくる。一方でヤンは、イゼルローン要塞防衛戦で進退窮まって、同盟を生きながらえさせる手はあるのか。非常に手に汗握る。続きも近いうちに読まねば。
★★★★☆