くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

小林泰三『天体の回転について』

天体の回転について (ハヤカワ文庫 JA コ 3-3)

天体の回転について (ハヤカワ文庫 JA コ 3-3)

あらすじ
科学とは無縁の世界で育った青年はある日、月世界を目指して天空へと伸びる「天橋立」に向かう。そこで待っていたものは、とびきり可愛い謎の少女だった―無垢な青年が抱く、宇宙への憧れとみずみずしい初恋を描いた表題作のほか、ロボット三原則の盲点が引き起こす悲劇を描いた「灰色の車輪」、宇宙論クトゥルフ神話が驚愕の融合を果たす「時空争奪」など、ヴァラエティに富んだ全8篇収録の傑作ハードSF短篇集。

長く積んでいたものを何となく手に取ってみた。(わかっていたけど)なんという表紙詐欺!どの話もどろっとグロ描写しているのもかかわらず、予想を裏切る展開が用意されていて標準以上の満足度。「あの日」「銀の舟」あたりが特におもしろかった。

  • 天体の回転について
  • 灰色の車輪
  • あの日
  • 性交体験者
  • 銀の舟
  • 三〇〇万
  • 盗まれた昨日
  • 時空争奪

★★★☆☆