くじら座ソーダ通信

主に読書(SFとミステリ)やアニメについて書きます。最近の読書感想は「漫才風読書感想」をやってます。カテゴリーから「漫才風読書感想」を選んで読んでみてください!

井上尚登『ブンデスの星、ふたたび』

あらすじ
“絶対に負けられない戦い”を経てついに掴んだJ1昇格。とはいえ、相変わらず、妙な事件はスパイク保管室に持ちこまれる。“アウェイの洗礼”にはじまる不可解な事件、元ブンデスリーガーが抱える悩み、スタジアムツアーで起こった大騒動など、ホペイロ坂上は今日もスパイク片手に謎を解く!ビッグカイト相模原の愉快な面々の活躍を描く、ほのぼのフットボールミステリ、J1篇。

Jリーグ日常の謎ミステリ第三弾にして最終巻。ついにJ1に昇格したのに、いつものほのぼの感は変わっていないのが可笑しい。ミステリ要素は相変わらず低めだけど、読者もそこをあまり気にしないだろうからOK。ラストは綺麗に収まったが、まだまだこのキャラクタたちに別れを告げたくない。まだまだ続きが見たい。愛すべきサッカー小説。
★★★★☆