有川浩『
レインツリーの国』で主人公たちが語り合っていた作中作『フェアリーゲーム』の元ネタ。
小川一水が学生時代に「こんなラストありえない、なら俺が作家になってやる」と作家になる契機となった作品。
秋山瑞人『
イリヤの空、UFOの夏』のオマージュ元。等等いろいろな作家に影響を与えたシリーズの第一作。追跡アクションSFで舞台がどんどん壮大になっていくので惹きつけられる。特に月面から月地球間の宇宙のアクション描写が熱い。まあ「熱い」と
トレードオフで大味っちゃあ大味なんだけど、だがそこがいい。問題のラストは4巻目なので楽しみ。そういえば
東京創元社から復刊されるとかいう話あったけどどうなった?創元SFお得意の出す出す詐欺か?
★★★★☆