2010-06-26 松尾佑一『鳩とクラウジウスの原理』 小説 感想 鳩とクラウジウスの原理作者: 松尾佑一出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2010/04/29メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (10件) を見るみんなが「第二の森見登美彦」とか「森見登美彦の再来」とか言うから読んじゃったじゃないかよう。いやでも結構おもしろかった。恋愛に鬱屈としたロンメルや、ちょっと変わった女の子の犬さんなど、キャラクタが魅力的。森見先生は、クサレ大学生は俺の草刈り場だから後続が来ても無駄だ、みたいなこと言ってたけど、様々に形を変えてであるが確実に後続が出てきてるな。でもキャラクタはいいんだけど、野性時代の新人賞受賞作だからなのかストーリイはこびに少し惹きが弱い気がするのが難点。 ★★★☆☆